曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

季節

2024.07.25

土用の丑の日

本日7月24日は土用の丑の日

一の丑や二の丑も年によってはありますが

年4回、春夏秋冬とそれぞれの季節に土用があります

年々高騰している鰻です

 

土用の丑の日は特に食べたくなってしまいますが

実はうなぎだけではありません

丑の日の「う」がつく食べ物を食べると良いと思ってください

ですので、うどん、梅干し、瓜、牛?馬?

夏は厳しいかもしれませんが

土用につく餅を土用餅とも呼び、あんこで餅を包んだものだものです

お餅は力持ちとも言われますし

夏をのりきるには良いかもしれませんね

蜆もこの時期は、土用しじみと呼ばれ

夏の産卵にむけ栄養が高く

ビタミンや鉄分が豊富で実はとても良いそうです

 

 

 

 

 

お経

2024.07.23

舎利礼文

『舎利礼文(しゃりらいもん)』

【一心頂礼いっしんちょうらい 万徳円満まんとくえんまん 釈迦如来しゃかにょらい 真身舎利しんじんしゃり 本地法身ほんじほっしん 法界塔婆ほっかいとうば 我等礼敬がとうらいきょう 為我現身いがげんしん 入我我入にゅうががにゅう 仏加持故ぶつがじこ 我証菩提がしょうぼだい 以仏神力いぶつじんりき 利益衆生りやくしゅじょう 発菩提心ほつぼだいしん 修菩薩行しゅぼさつぎょう 同入円寂どうにゅうえんじゃく 平等大智びょうどうだいち 今将頂礼こんじょうちょうらい】

全部で18句、72文字で書かれているお経です

「舎利」とは「遺骨」のことです

このお経は、お釈迦さまのご遺骨をまつるお経です

 

一心に礼拝いたします 全てのことを完成されたお釈迦さま そのご遺骨は永遠不滅であり 真実を世界へと示す宝塔です 私たちは礼拝いたします お釈迦さまの大いなる教え生命を私たちへと与えください お釈迦さまに守られながら悟りをひらき お釈迦さまに導かれながら人々のために尽くしてまいります 向上心を忘れず 仏さまがなされた多くのことを学び 人々とともに 静かで満ち足りた お釈迦さまのような豊かな人生を歩みたいと願います  今こころからご遺骨を礼拝します

このお経の作者は 不空三蔵(ふくうさんぞう)であり、750年頃の成立かとも言われております

どうぞ72文字ですので覚えてみてください

 

 

季節

2024.07.22

大暑

7月23日は24節季の大暑

暑気が最も厳しいときになりました

まだまだこれから蓮の開花がありそうです

 

 

曹洞宗

2024.07.22

如浄禅師さま

昨日7月17日は、天童如浄禅師さまの命日です

如浄禅師さまとは

道元禅師さまの本師です

中国へ向かわれた道元さまは

本当の師匠を探す日々でした

そこへ天童山景徳寺に正師となられる

如浄禅師さまが住職となられておりました

如浄さまは、出家後19歳のときから正師を求め各地のお寺を巡り、日々厳しい修行をされ

雪竇山(せっちょうざん)の足庵智鑑(そくあんちかん)の下で大悟されたといわれております

まさに道元さまも同じですね

天童山にて64歳の如浄禅師さまと26歳の道元禅師さまが出会い

今の曹洞宗の血脈が相承しております

お釈迦さまから赤いダルマの達磨大師で27代

道元禅師さまで51代

私で87代となります

 

その他

2024.07.02

人権と災害

今年度の曹洞宗における学習テーマとして

毎年自然災害によって多くの人命が脅かされております

元日の能登半島地震より半年が経過しましたが、今なお再建が思うように進まず困難が続いております

今後も起こるかもしれない自然災害

それが自分の身に起こるかもしれません

 

私たちにできることとして覚えておきたい基本理念

まずは被災者は、尊厳のある生活を営む権利があり、支援を受ける権利がある

災害による苦痛を減らすために、実行可能なあらゆる手段をとらなければならない

 

被災者の権利を守るための4つの原則があります

・人々の安全、尊厳、権利の保障を高め、人びとを危害にさらさない

・ニーズに応じた支援を、差別なく受けられるようにする

・身体的または精神的な影響を受けた人々の回復を支援する

・自らの権利を主張できるようにする

 

話を聞きますと、給水の次に大切なのは

トイレの問題 それは衛生面とプライバシーです

特に女性への配慮です

また特に気にしなければならないことを今日改めて学ぶことが出来ました

それは子供の行動に対してしっかりと見守るということです

子供は自分でどのようにしたらストレスを発散できるかわかってません

ですので、急に声をあらげたり、「津波あそび、地震あそび」として行動を起こすようです

そのような時には、そばで寄り添うことが何よりも大切です

そして

~心理的応急処置として

みるLOOK  きくLISTEN つなぐLINK

 

このように学ぶことは出来ますが

被災者となった立場でいざ出来るのか

早くの復興を常に願います

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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