曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

禅のことば お経

2020.04.24

大悲呪(だいひしゅ)

大悲呪は
「大悲心陀羅尼」(だいひしんだらに)と私たちは呼んでいますが
正式には「千手千眼観自在菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼」(せんじゅせんげんかんぜおんぼさつこうだいえんまんむげだいひしんだらに)と言います。
千手千眼を持つ観自在菩薩(観世音菩薩、観音さま)の
広大無辺・無量円満・無礙融通なる大慈悲心を表した陀羅尼です。

多くの経典によると、観音さまは覚りを得られた如来さまから「この神呪を持して、あまねく未来悪世の一切衆生のために大利益をなすべし」という言葉とともに、「大悲心陀羅尼」を授かり、すべての衆生の利益・安楽を願いを見聞することを誓うことにより千手千眼を授かったともされております。

また、サンスクリット原典をそのまま漢字で音写しているため、お経を読んでも聴いても日本人の私たちにはとても理解できない呪文のようなものです。例えば

「婆慮羯帝爍囉」(ぼりょきーちーしふらー)=観世音菩薩、観音さまのことです。

「唵」(えん)=オーン。陀羅尼や真言の祈りの言葉の冒頭につく神聖な声音のことです。

「娑婆訶」(そもこー)=幸あれ。原語ではスヴァーハー。祈願の成就を祈って陀羅尼や真言の最後に唱える秘密の言葉でもあるようです。

「陀羅尼」とは、「保持」を意味するサンスクリット語の「ダーラニー」であり「お釈迦さまの教えを記憶して保持する力」と言われております。また、漢訳では、「總持」とも訳されてております。そうなると現在横浜の鶴見にあります大本山總持寺は、「善をよく保つ力の秘められているお寺」ともなるのでしょうかね。

 

簡単ですが以上のことより

大悲心陀羅尼は
衆生安楽・病気削除・福寿延命・富饒獲得・悪業重罪滅徐・障難遠離
白法功徳増長・善根成就・畏怖遠離・希求満足などといった
広大無辺の功徳がとかれております。

禅のことば

2020.04.22

韋駄天さま

韋駄天(いだてん)とは、

もとはヒンズー教の神で、軍神の中でも俊足を誇っていました。

お釈迦さまが亡くなったとき、お釈迦さまの歯を盗んだ足の速い悪魔を追って見事に取り戻したという話もあります。

また、捷疾鬼(しょうしつき)とも言われております。

「よく走る神、盗難除けの神」として知られるようになり、

お釈迦さまの守護神として、更に足の速い人の例えにされ「韋駄天走り」などと言われるようになりました。
また、韋駄天さまがお釈迦さまの為に四方八方へと駆け巡って食物を集めたとの説に由来して「御馳走(ごちそう)」という言葉もできました。またお寺の庫裡(台所)の守護神しても多く祀られています。

禅のことば

2020.04.21

普回向(ふえこう)

回向とは、回らし向けるということで、

お経などの功徳を広く回らし向けて、すべての生きとし生けるものの幸せを願う言葉です。

普回向

願わくは此の功徳を以って普く一切に及ぼし、

我等(われら)と衆生(しゅじょう)と、皆共に仏道を成(じょう)ぜんことを。』

〈意味〉

この読経の功徳を広く一切の仏・菩薩・神々や諸々の精霊に回らし向けます。

私たち人間をはじめ、生きとし生けるものすべてが、仏の道を成就することが出来るように心から願います。

回向の後には、略三宝(りゃくさんぼう)と言う次の言葉もお唱え致します。

【略三宝】

十方三世一切仏(じーほーさんしーいーしーふー)

諸尊菩摩訶訶薩(しーそんぶーさーもーこーさー)

摩訶般若波羅蜜(もーこーほーじゃほーろーみー)

〈意味〉

十方とは、東西南北の四方と、東南・西南・東北・西北の四維、上下のの空間のことをいい、

三世とは、過去現在未来の時間をいいます。

あらゆる空間・時間にわたるすべての仏さまを讃えます。〈仏〉

諸々の尊い菩薩さまと、教えに生きる方々を讃えます。〈僧〉

大いなる般若波羅蜜・仏法の智慧を讃えます。〈法〉

 

<奈良 興福寺 弥勒如来坐像>

このように常日頃から仏・法・僧の三宝を敬い讃えることが大切なことです。

 

 

 

禅のことば

2020.04.18

仏旗

 

2年前 全日本仏教青年会主催

東大寺にて

 

 

仏旗とは、仏教を象徴する旗で、

お釈迦様の教えを守り、仏の道を歩んでいく

仏教徒のシンボルです。

青色は、仏さまの髪。心乱さず力強く生き抜く力「定根」

黄色は、仏さまの顔。燦然と輝く揺るぎない性質「金剛」

赤色は、仏さまの情熱。慈悲心で人々を救済する「精進」

白色は、仏さまのお腹。潔白な心で煩悩を清める「清浄」

樺(橙)色は、仏さまの身体を包むお袈裟。耐えて怒らぬ「忍辱」

 

となっております。

禅のことば

2020.04.17

遺経(ゆいきょう)

遺経とは、

「仏遺教経」(ぶつゆいきょうぎょう)を略した呼び方

または、

『仏垂般涅槃略説教誡経』(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)を略した呼び方です。

このお経は、お釈迦さまが最期に説かれた教えを記された経典とされております。

後半の部分を「八大人覚」(はちだいにんがく)と呼び、

涅槃に至るために守るべき八種の徳目が記されております。

大人(だいにん)とは、修行を円満された仏のことです。覚りをえるための八種の徳目=涅槃に至れる

お釈迦さまの遺された教え法門は、私たちを導いてくださいます。

「八大人覚」の八種の徳目とは、

1、小欲(しょうよく)とは、求むることが少ないこと。欲望や貪欲が少ないこと。

2、知足(ちそく)とは、足りていることを知ること。

3、楽寂静(らくじゃくじょう)とは、涅槃を求めるのであれば一人静かな時、場所を持つこと。

4、精進とは、日々努力を怠ることなく重ね、その時その時を大切につとめること。

5、不忘念(ふもうねん)とは、自分の生き方の信念を決め、それを心に定め忘れずにつき進めること。

6、禅定(ぜんじょう)とは、心しずかに調えること。

7、智慧(ちえ)とは、悟りの智慧を得ること。

8、不戯論(ふけろん)とは、無意味だったり、無益な議論などから離れること。

以上の内容であり、

八種の教えが解かれている内容の遺経の中の

八大人覚です。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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