2022.06.10
施食(せじき)とは
読んで字のごとく『食事を施す』法要です
各御先祖さまや『三界萬霊』という生きとし生けるすべてのものへ施します
以前は施餓鬼会(せがきえ)とも呼ばれていました
お釈迦さまが多くのお弟子さまと共に飢えに苦しむ餓鬼に食事を施した、という故事に倣ったものです
「飢え」とは空腹の苦しみだけではありません
「満たされない」心も人を苦しませます
美味しい食事を頂き、空腹が満たされると
「ありがとう」という感謝の心と共に安らぎの心『安心(あんじん)』で満たされます
ご先祖さまをはじめとした多くのご縁に施され支えられて、生かされているのだという事への感謝の心をお持ち頂きたいと思います
そしてその心を持つことが
ご先祖さまへの最高の供養にもなることでしょう
11日14時半より施食会法要始まります
(梅雨期間の晴れ間を五月(さつき)晴れと言うようです)
2022.02.15
2月15日はお釈迦さまの御命日です
こちらの涅槃図の①はお釈迦さまの十大弟子の一人である阿那律(あなりつ)です。お釈迦さまの母である摩耶夫人(まやぶにん)を天上界の忉利天(とうりてん)より先導しております。阿那律は「天眼第一」と呼ばれ、盲目でありながらも誰よりも真実を見る力が備わっていたとされます。②は③の阿難(あなん)を介抱しておりますが、②も実は阿那律とされております。ですが、阿㝹楼駄(あぬるだ)と言い呼び分けております。
③の阿難は25年もお釈迦さまのお側に付く侍者(じしゃ)と言う立場で仕えておりました。そのため誰よりも多くお釈迦さまのご説法を聞き、それを記憶しております。そのため「多聞第一」とも呼ばれてます。経典などにて「如是我聞」(お釈迦さまからこのように私は聞いた)とありましたら阿難が多いとされます。
お釈迦さまの法を継がれた二代目は「頭陀第一」の摩訶迦葉(まかかしょう)尊者そして三代目が阿難尊者です。
お釈迦さま最後の地、クシナーラー
ぜひ合掌とともに
『南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)』と
お唱えしましょう
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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