曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

禅のことば

2018.08.01

住職になるには 最終回

最後に
自らが法幢師(ほうどうし)となり、
一座の首座(しゅそ)を受け入れ
お釈迦さまが制を定めた修行法で
90日間閉門修行することをいいます。
また、
一寺の住職として檀信徒や近隣寺院に対して法座上から
法を説く機会を始め、檀信徒教化を行うことを
『建法幢(けんぽうどう)』といいます。

これが終わりますと
「大和尚(だいおしょう)」となり、
言うことができます。


こちらの写真は
お隣、小津町法心寺さまの結制安居の
法戦式のものです。

一歩の会

2018.07.31

徒弟研修会

先日
青年部一歩の会にて
徒弟研修会をおこないました。
今年は江の島 腰越漁港近くの
PowderCompany湘南 さんを会場に
BBQ&SUP or 江の島水族館
を楽しむ企画を開催しました。

PowderCopany代表 高久智基さんは、
冬は北海道ニセコにて
バックカントリーガイドもしており、
個人的には12年前から大変お世話になっておりました。

ご縁があり、総勢30名ほどでお世話になりました。
とても楽しい1日となりました。
明日からは8月。
お盆のお参りを楽しみたいと思います。

禅のことば

2018.07.24

住職になるには5

引き続き

「伝法(でんぽう)」ですが、
とても大事な儀式です。

曹洞宗で定めている方法に則って七日間行われます。
改めて師匠から菩薩戒を受けます。
そしてさらには、授戒作法などを受け継いだり、
歴代祖師方から受け継いできた
証明書の作成をし、師匠から頂いたりと、
とても大事な七日間です。

また、この伝法が終わりますと、
福井県にあります、大本山永平寺と
神奈川鶴見の大本山總持寺の
両大本山へ行きまして、
住職として一日勤めます。
これを

『瑞世(ずいせ)』と言います。

それまでは黒いお袈裟でしたが、
これからは色の付いたお袈裟(色衣)を
着けることが許されます。
この「瑞世」「転衣」が終わりますと
ようやく「和尚(おしょう)」という法階になります。
ですので、和尚さんと呼ばれるには
ここまでしなくてはならないのです。



弟の大本山總持寺さまでの瑞世の模様です。

禅のことば

2018.07.22

住職になるには4

結制安居(けっせいあんご)が終わりますと
『転衣(てんえ)』
転衣とは、今まで着ていた黒い衣から
色の衣へと転ずることです。
これは、修行が進み、師匠から認められた弟子は、
お釈迦さまから弟子の摩訶迦葉(まかかしょう)尊者へ
そして中国禅の初祖 菩提達磨(ぼだいだるま)により
中国祖師方々へ
如浄禅師さまから曹洞宗ご開山道元禅師さまへと
脈々と続き、皎月院住職から私に受け継いでいる最中でございます。
これを『伝法(でんぽう)』または、『嗣法(しほう)』といいます。


道元禅師さまの教えを広め、今の曹洞宗が確立できたのは、
4代 瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)禅師によります。
この写真は、總持寺祖院にあります瑩山さまの霊廟です。

法要 行事

2018.07.21

本日のとうろう流し

本日のとうろう流しは、
大盛況だったと思います。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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