曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2018.12.09

苦 思い通りにならない

仏教の基本「四苦八苦」と「八正道」について
四苦とは「生・老・病・死」の四つです。 

1、生まれること
2、老いること
3、病むこと
4、死ぬことです。

八苦とは、この四つの苦しみに、更に四つ苦しみを加えたものです。

5、愛別離苦(愛しているものと別れねばならない苦しみ)
6、怨憎会苦(憎らしい相手と会わねばならない苦しみ)
7、求不得苦(求めているものを得られない苦しみ)
8、五縕盛苦(人間の体や心の欲望が適えられない苦しみ)

この八苦は、生きているかぎりつきまとう
「すべてが自分の意のままにならないゆえの苦しみ」であり、
この苦から逃れるには、
仏法僧の三宝に帰依して「八正道」を実践するしかないと
仏教では説いています。
この八正道とは、仏教徒としての基本となる八種の実践徳目です。

1、正見(正しい見方)
2、正思(正しい考え方)
3、正語(正しい言葉)
4、正業(正しい行い)
5、正命(正しい生活)
6、正精進(正しい努力)
7、正念(正しい意識)
8、正定(正しい精神の安定)

禅のことば

2018.12.09

成道会

成道会(じょうどうえ)

今から およそ2500年以上前に

カピラバストゥという小国に、ある王子がおりました。
シャーキャ族(釈迦族)のその王子は、
生老病死をはじめ人生の“苦しみ”に苦悶し、
ある日城を抜け出し出家します。(29歳)

幾多の苦行など 修行の末、
心穏やかに菩提樹の下にて坐禅をする
ついにお悟りを開かれたのが、
明けの明星が輝く12月8日の朝でした。(35歳)

『悟りを開いた人』のことを梵語(サンスクリット語)で、
仏陀(ブッダ)と云います。
このことから、釈迦牟尼世尊(シャカムニセソン)は
“仏陀”と呼ばれ、
日本では、訓読みで『仏さま』と呼ばれるようになりました。

智慧と慈悲の教え「仏教」誕生の瞬間でありました。

毎年この時期に行われる成道会は、
お釈迦さまがお悟りを開いたことを忘れぬよう
報恩感謝を捧げる法要をおこないます。

▼『成道会とは?』

成道会(じょうどうえ) 12月8日

禅のことば

2018.12.01

臘八摂心ろうはつせっしん

今年も残すとこ1ヶ月となりました。
各修行道場では
早朝より12月8日午前1時までの成道会まで
起床後から就寝となる夜まで
四六時中坐禅をします。
この時期の坐禅を
臘八摂心(ろうはつせっしん)といいます。

来週3日から母校
駒大高校も朝の坐禅が始まりますので
私もお手伝いに行こうかと思います。

坐禅とは
安楽の法門である

禅のことば

2018.11.16

乾坤(けんこん)

乾坤とは
「乾は天なり坤は地なり」
即ち乾坤とは全宇宙 全世界のことを表しています。

禅のことば

2018.10.06

達磨大師の命日

「七転び八起き」のことわざや
「ダルマさん」の愛称で知られている達磨大師は、
初めてインドから中国に禅の教えを伝えられた方です。
また、禅宗の初祖と言われています。
「震旦しんたん(中国のこと)初祖」
または「円覚大師(えんがくだいし)」ともお呼びし、
宗門寺院では本堂の向かって左の段にまつられています。

赤い縁起の達磨(だるまさん)は、
達磨大師が寒さよけに頭から「被」と呼ばれた
掛け布団をかぶって坐禅している姿が
もとになっているとされます。

達磨により中国に禅宗が伝えられ、
それは六祖慧能(えのう)にまで伝わっている。
さらにそこから臨済宗や曹洞宗などの
禅宗五家に分かれます。
日本の宗教にも大変大きな影響を及ぼしております。

達磨が面壁九年の坐禅によって
手足が腐ってしまったという伝説が起こり、
皆さんが知っているだるまができました。
ですが、これは『福だるま』と呼ばれ
縁起物として今も親しまれております。

本日10月5日達磨忌は、達磨大師の命日です。

報恩感謝し、ご遺徳をしのぶ日です。
達磨大師さまが、第27祖の般若多羅尊者(はんにゃたらそんじゃ)より
正しい仏法(正法)を受け継がれ、強い誓願をもって、
中国に来られたことを讃歎しつつ、
達磨大師の伝えられたお釈迦様の正しい仏法を
益々広めることを誓います。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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