曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

禅のことば

2017.07.13

お盆

「お盆」は地域によって異なりますが、
7月もしくは8月の13日から16日にかけての期間を指します。
お盆の間はご先祖さまや身近な亡き人たちが
親しかった人のもとへやって来てともに過ごすとされています。

「盆踊り」もこの時期の風物詩。
亡き人を供養するために踊ったとされます。

皎月院では7月16日に、盂蘭盆会の法要を行います。
『仏説盂蘭盆経』によれば、
お釈迦さまの弟子の目連尊者があの世で亡き母が
食事を摂ることができずに苦しんでいるのを救うため、
雨期の修行期間を終えた僧侶に食事を捧げたことに
始まるとされています。

亡き人やご先祖さまを供養することが、お盆の主な目的ですが、
それだけではなく、「行見玉」(いきみたま)といい、
親へ贈り物をしたり一緒に食事をしたりと、もてなす風習があります。
ですので、お盆は
生き者と死者、そして、家族と縁者をつなぐ大切な機会でもあります。

お世話になった方を想い、
今、生かされているご縁のありがたさに感謝して、お盆を迎え、
皆さまとともに幸せに暮らせるように祈り、
感謝を持って供養しましょう。

ご案内

2017.07.12

大燈籠ながし

ご案内です。

8月20日(日)
第30回となる
九頭龍フェスティバル2017
永平寺大燈籠ながし
がございます。

本年は、八王子の曹洞宗寺院、檀信徒の皆さまを含めた
総勢150名で行ってまいります。

私も参加予定ですが、
永平寺に修行安居(あんご)していた時以来の参加になりますが、
とても楽しみです。

燈籠の申し込みもまだまだされております。
供養燈籠 1基 1,500円 (ご先祖や先人を供養する燈籠です。読み上げ供養いたします)
願い燈籠 1基 1,000円 (願い事を燈籠に託して流します)

どうぞ皆さま
平和の願いと祈りを込めて
燈籠の申し込みをお願い致します。

禅のことば

2017.07.11

展鉢の偈

展鉢の偈(てんぱつのげ)とは、
食事の際、応量器(おうりょうき)と言う、修行僧が食事をいただく際に必要な食器を使用する前にお唱えする偈文です。

仏生迦毘羅(ぶっしょうかびら)成道摩揭陀(じょうどうまかだ)
説法波羅奈(せっぽうはらな)入滅拘絺羅(にゅうめつくちら)

如来応量器(にょらいおうりょうき)我今得敷展(がこんとくふてん)
願共一切衆(がんぐいっさいしゅ)等三輪空寂(とうさんりんくうじゃく)

仏は迦毘羅(かびら)に生まれ、道を摩迦陀(まかだ)に成じ、
法を波羅奈(はらな)に説き、拘絺羅(くちら)に入滅したもう。

如来の応量器を我れ今、敷展することを得たり、
願わくは一切衆と共に、等しく三輪を空寂ならしめん。

こちらの偈は、読んで字のごとく、仏蹟、お釈迦さまの四大聖蹟を、そこでの事蹟ともどもあげており、お釈迦さまの一代記の略説となっております。

迦毘羅は釈迦族の首都で、誕生地は近くのルンビニーの園でさす。
摩迦陀は国の名前で、ガヤー城の郊外で成道されたので、
ブッタ・ガヤーと呼びます。
波羅奈は、ベナレスと言う町で、そこで初めて法を説かれました。それを初転法輪と言います。
拘絺羅はクシナーラ(クシナガラ)で、そこでお釈迦さまは入滅・涅槃に入られました。

このように
毎日、毎度の食事にお釈迦さまの一代をふりかえっています。
それだけお釈迦さまを尊く敬っています。

禅のことば

2017.07.09

後唄(ごばい)

處世界如虚空(ししかいじきくん)
如蓮華不箸水(じれんかふじゃしい)
心清浄超於彼(しんしんじんちょういひ)
稽首禮無上尊(きしゅりんぶじょうそん)

世界に処すること虚空の如く、
蓮華の水に箸かざるが如し。
心の清浄なることは彼に超ゆ。
稽首して、無上尊を礼してたてまつる。

食事作法の最後にとなえられるこの偈は、
「後唄」(ごばい) と呼んでいます。
後唄とは最後に唄う詩という意味で、声明(しょうみょう)にもちいられるうた ー梵唄ー
始めを梵唄 中間を中唄 後ろが後唄 と言います。

曹洞宗の御開山 道元禅師さまは、
昔修行された建仁寺の風を取り入れ
食事作法の最後にこの偈を唱えるようにと決められたようです。


こちらは、御法事のあと席をお寺にて〜サンライフさんの仕出し料理です。 ご馳走さまでした。

ご案内

2017.07.08

本堂前

2日間仕事でお寺を離れていましたら、
本堂前、入口付近の石垣が取り壊され
新しく変わっておりました。


もちろん住職がやったようです^^;

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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