曹洞宗 常圓山 皎月院

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お香

2021.04.16

卒業検定試験

昨日は

薫物屋香楽での

香司養成講座卒業検定試験でした。

筆記試験はバッチリ出来たかと思います。

卒業制作として

練香と匂い袋を提出しましたが、

皆さんそれぞれ工夫されておりました。

私も少しは考え工夫してやりましたが、もっとやれば良かったと少し反省しております。

それは、ヒモの縛り方、匂い袋の生地。作品をつつむ包装や紙。残念なことに写真を撮りそこねました。

また、皆さまの考えた銘(お題)も少し拝見しましたが、そのお題からどんな香りだろうと考えてしまうほど、惹かれました。

何はともあれ、卒業できました。

コロナ禍で、皆さまとマスク無しでの会話はほとんど出来ませんでしたし、食事にも行くことが出来なかったのがとても残念でした。

卒業はしましたが、毎月香習会がありそうですので、これからも勉強していこうと思います。

 

 

また、皆さまと共に

匂い袋や塗香、練香などの体験教室をやっていこうと考えております。

お香の出張講習もいたしますので、

お気軽にお問合せください。

お香は身心を清浄にしてくれます。

お香

2021.04.14

お香

ついに明日

薫物屋香楽さんの

卒業検定試験&卒業制作品の提出です。

かなりの量のお線香や煉香、匂い袋や部屋香

御焼香に使う抹香や清めの塗香

の調合しましたが、

やはりどれもとてもムズがしいです。

その日その時、銘を考えている時と決めた後や

調合している最中や途中経過でも考えが甘いと曲がってしまいます。

更には、調合した香りを聞いたとき

お香を焚いた時にも心の変化が、、、

ですがそれでも

お香を香る、聞く今

とてもリラックスでき

安心(あんじん)になれます。

 

 

曹洞宗

2021.04.13

告諭

曹洞宗の今年の指針である

告諭が

曹洞宗管長であられます

南澤道人猊下よりお言葉を述べられております。

 

 

いま、私たちは多くの苦難に直面しています。新型コロナウイルス感染症の全世界的な拡大により、多くの尊い生命いのちが失われ、人びとは深い悲しみの中にいます。また、戦争、貧困、格差などの社会不安、近年頻発する自然災害は、私たちに大きな痛みをもたらしています。

今日こんにち、曹洞宗の信仰に生きる私たちは、どのような生き方を目指すべきでしょうか。

お釈迦さまは、人生における苦悩の中で、菩提樹のもと、坐禅を重ねられ、お悟りを開かれました。その御教みおしえは、祖師方によって相承そうじょうされ、いま、私たちもいただくことが出来ます。身を調え、息を調え、心静かに坐りましょう。仏さまの智慧と同じ正信心しょうしんじんにより、ものごとを正しく見ることが出来ます。その時、おのずから他者を思いやり助け合う慈悲のこころが育まれるのです。

私たちの社会ではさまざまな分断が現出しています。感染症の広がりにより人間関係のさらなる希薄化が進む中、いまこそ、一人ひとりが菩提心をおこし、人と人との温かなつながりを深めていかなければなりません。お互いに手を携え、四摂法ししょうぼうの「同事どうじ」のおさとしをぎょうじてまいりましょう。

すべての人びとが救われることが御仏みほとけの願いであります。

日々の生活の中で、仏さまにを合わせ、世界中の人びとが安らかに暮らせるよう祈り念じ、皆ともに菩薩行を進めてまいりましょう。

 

合掌

南無釈迦牟尼仏なむしゃかむにぶつ
南無高祖承陽大師道元禅師なむこうそじょうようだいしどうげんぜんじ
南無太祖常済大師瑩山禅師なむたいそじょうさいだいしけいざんぜんじ

 

令和3(2021)年4月1日
曹洞宗管長 南澤道人

法要

2021.04.10

花まつり法要

八王子市仏教会による

花まつり法要

八王子駅南口

興林寺さんにて

曹洞宗 仏さま

2021.04.09

花まつり

4月8日はお釈迦さまのお誕生日でした。

私は、青年会の法要を欠席してしまいましたが、一日中お香を調合しながらお釈迦さまの誕生を喜び感謝する日となりました。

 

お釈迦さまの誕生は、今から2500年前の4月8日

インドの北、現在のネパールにあるルンビニーの花園でお生まれになられました。

美しく香りの良い花が咲き乱れる花園に見立てた花御堂にお釈迦さまの誕生仏をおまつりしまして、甘茶をかけてお祝いします。

この甘茶というのは、漢方薬でありまだまだ最近始まった事です。その以前は、牛頭栴檀(ごずせんだん)その他の妙香をもちいられていたようです。妙香とは、、、わかりませんが、名香であればシャムやタニの沈香であったり丁子が煉香のなかでは名香と言われております。尊いお釈迦さまの誕生をお祝いしますので、きっと良い香木を煮出してお使いになったのではないかと想像いたします。

甘茶をかけるのは、産湯の代わりに、天が甘い雨を降らせまして誕生をお祝いしたという言い伝えによるものです。

曹洞宗では、甘茶をかける灌仏(かんぶつ)の時にはお唱えも致します。

『灌仏偈』または『浴仏偈』といい

「稽首大聖薄伽梵(けいしゅだいしょうぼぎゃぼん)

天上天下両足尊(てんじょうてんげりょうそくそん)

我等今以功徳水(がとうこんいくどくすい)

灌浴如来浄法身(かんよくにょらいじょうほっしん)

【大聖、薄伽梵、天上天下両足尊(たる如来に)稽首したてまつる。我等今功徳水を以って、如来の浄法身を灌浴したてまつる。】

この中の功徳水とは、水に8種の功徳があるとされております。 それは、甘さ、冷たさ、輭(あたた)かさ、軽さ、清浄、臭わないこと、飲んで喉をいためないこと、飲んでもお腹をこわさないことを言うようです。(輭=軟)

南無釈迦牟尼世尊

お釈迦さま誕生の地です。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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