曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2021.04.29

四摂法

四摂法(ししょうぼう)とは
人々を仏道へ導くための具体的な行動を言い
それは布施・愛語・利行・同事の四つを言います。

 

利行とは、人々に利益(りやく)を与えるおこないであり、生きとし生けるものへ仏さまの恩恵を与え正しい道にすすめる事です。それは、自分の利益を優先するのではなく、相手の幸せを願い喜びを得ることが出来るのであれば、それは自分の喜びや幸せにもなります。

同事とは、事を同じくする。自分も他の人々も共に区別しない。思いやりの姿勢や思いやりの心、慈悲の心などの通い合わせていこうとすることです。

 

四摂法とは、一つ一つではなく

布施が言葉となると愛語となり、人のために行うと利行になり、互いの立場を認め合い、相手に合わせようとすることが同事となります。

禅のことば

2021.04.29

四摂法

四摂法(ししょうぼう)とは
人々を仏道へ導くための具体的な行動を言い
それは布施・愛語・利行・同事の四つを言います。

布施とは、普く施しを実践することで、分かち合うこころを養います。
施しには、法(教え)を説く法施と物を施す財施があります。
また無財七施とされる布施もあります。
・眼施 優しい眼差しで接する
・和顔施 和やかな顔を見せる
・言施 優しい言葉をかける
・身施 身体を使って奉仕する
・心施 思いやりのこころをもって人に接する
・床座施 席を譲り合う
・房舎施 部屋を提供し、温かい心でお客を迎える

愛語とは、温かいこころで語りかけ、慈愛のことばです。
慈悲心をもたれた言葉が愛語であり、その言葉により人を和ませたり、笑顔が生きる支えにもなります。

曹洞宗

2021.04.26

宮崎奕保禅師

平成5年9月 曹洞宗大本山永平寺の禅師さまであられました

七十七世丹羽廉芳禅師が九十歳で遷化され

次いで七十八世の貫首に就任された宮崎奕保禅師。

平成14年には

高祖常陽大師道元禅師さまの七百五十回忌大遠忌を勤められました。

平成20年1月5日に108歳で遷化され

本年、称名13回忌の年回忌です。

本日は大本山永平寺にて前日のお逮夜がございます。

明日は13回忌法要が厳修されます。

禅師さまの遺言の遺偈は

「慕古真心 不離叢林 末後端的 坐断而今」

 

 

 

禅のことば

2021.04.25

耕雲種月

耕雲種月(こううんしゅげつ)

この言葉は、ときどき寺院に行かれたら見かける言葉です。

雲を耕し、月に種を蒔く。

雲を耕すことも月に種を蒔くことなんて、非現実的なことですが

何事も決して初めから無理だと思って諦めず

コツコツと努力し続けること。少しずつでも進歩し、

決してできるとは思っていなかったことが少しできるようになる

一つ一つを積み重ねるように精進していく

これこそが

「耕雲種月」だと思います。

 

 

曹洞宗

2021.04.18

葷酒

お寺の入り口に見ることができる石塔

「不許葷酒入山門」

これは「葷酒(くんしゅ)山門に入ることを許さず」と言い

「葷酒」とはネギやニンニク、ニラなどの匂いの強い野菜でしたりお肉やお魚、お酒のことを言います。

修行道場である寺院の中にはこのような葷酒を持ち入ることが禁止されております。

それは修行僧が修行生活の規則や規律、規範を破ってしまわないように戒めにもなっております。

また参拝に来られた皆さまにも

お参りのマナーや心得としてでもあるものと思います。

皆さまが参拝に来やすいよう

これからも努めてまいります。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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