曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2017.06.22

三法印(さんぼういん)

お釈迦さまの生涯を貫いた教えは
「この世は無常である」
ということであり、最後まで弟子たちを気づかい、
正しき道理を明らかにして苦から脱するように説かれました。

縁起(えんぎ)
お釈迦さまがお悟りになったのは「縁起」の理法だそうです。
「縁起を見るものは法を見る、法を見るものは縁起を見る」(中阿含経)
と経典にあるように、縁起は仏教の中心的思想で、
このことが理解できたら仏教がわかったといってもいいのだそうです。
縁起とは、「縁りて起こる」という意味です。
他と関係なしに単独で存在するものはなく、
必ずいろいろな原因や条件によって成立している
相互依存の世界を表現しているのです。
縁起の世界では、どのような現象や存在も永遠不変なものはなく、絶えず変化を繰り返します。

禅のことば

2017.06.21

陀羅尼(だらに)

陀羅尼(だらに)とは
インドの言葉を意訳せずに、その音に漢字を当てはめて唱えられるようにしたもので、「呪」とも呼ばれ、呪文のような使い方もされてます。
善い法を散らさず、また、悪い法を起こさない働きを指します。
道元禅師さまは『正法眼蔵』「陀羅尼」巻きの中で、「陀羅尼」については仏法を保つと解釈され、その具体的なあり方を挨拶だとされました。挨拶を正しく行うことが仏法の現れであるとし、師への礼拝の方法を詳しく説かれています。

『大悲心陀羅尼』と言うお経があります。
『千手観音大悲心陀羅尼』とも呼ばれておりますが、千手観音が迷える者のために説いた陀羅尼で、誦する者は、広大な菩提心を発し、誓って一切衆生を渡し、世間の八万四千種の病はことごとくが治るとらいわれておりました。

禅のことば

2017.06.18

三黙(さんもく)道場

三黙(さんもく)道場とは、
三つの大切な修行道場の事を言います。

曹洞宗の教えでは、坐禅だけではなく日常生活の一挙手一投足が修行であると考えます。特に、食事や睡眠、洗面や入浴、お手洗いといった毎日の生活に欠かさない行いを丁寧に、大事に行うことによって「より良い自分を育てる修行」になると考えます。
そこで、三つの場所を「三黙道場」といい、私語を禁じた場所があります。
1、坐禅堂 坐禅や食事、睡眠などをする日々の修行の根本となる場所てす。
2、浴司(よくす) 浴室のことで、身と心を清める場所です。
3、東司(とうす) お手洗いのことです。身体の調子を整える場所です。

お手洗いの仏さま 可睡斎の烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)

禅のことば

2017.06.15

合掌(がっしょう)

合掌とは、
「両手のひらを合わせて、仏・菩薩を拝むこと」と言われます。
ですが、私たち日本人の生活のなかでは決して珍しくはないと思います。
特に食事をする際、手を合わせて「頂きます」と発します。
仏教徒とは関係なく合掌をしますので、嬉しいことですね。
『合掌』とは、古代インド語であるサンスクリット語「アンジャリ」の漢訳語で、「両手の手のひらを顔や胸の前で合わせて10本の指を揃え、相手にたいして尊敬・敬意を表すこと」とされます。

またインドでは古来、右手を聖性、左手を俗姓とみなす伝統があり、これを受けて右手を仏界、左手を衆生界、
五本の指を地・水・火・風・空の五大とし、「合掌」は仏の五大と衆生の五大の融合を象徴し、成仏のすがたを示すとも説かれてきたそうです。

またこの様な話も聞いたことがあります。
「合掌している間は、心で思っていても、悪いことは一切できないから、合掌は素晴らしい」
という話です。

禅のことば

2017.06.12

お塔婆

卒塔婆とも言います。
塔婆は、
仏舎利(ぶっしゃり)(お釈迦さまのお骨)を納めた塔(仏塔)がもとになっています。
上部の切れ込みは五輪塔の形からきています。塔婆を立てるということは仏塔をたてるのと同じ意味を持ち、故人に対する供養をあらわすのです。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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