曹洞宗 常圓山 皎月院

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お経

2024.07.23

舎利礼文

『舎利礼文(しゃりらいもん)』

【一心頂礼いっしんちょうらい 万徳円満まんとくえんまん 釈迦如来しゃかにょらい 真身舎利しんじんしゃり 本地法身ほんじほっしん 法界塔婆ほっかいとうば 我等礼敬がとうらいきょう 為我現身いがげんしん 入我我入にゅうががにゅう 仏加持故ぶつがじこ 我証菩提がしょうぼだい 以仏神力いぶつじんりき 利益衆生りやくしゅじょう 発菩提心ほつぼだいしん 修菩薩行しゅぼさつぎょう 同入円寂どうにゅうえんじゃく 平等大智びょうどうだいち 今将頂礼こんじょうちょうらい】

全部で18句、72文字で書かれているお経です

「舎利」とは「遺骨」のことです

このお経は、お釈迦さまのご遺骨をまつるお経です

 

一心に礼拝いたします 全てのことを完成されたお釈迦さま そのご遺骨は永遠不滅であり 真実を世界へと示す宝塔です 私たちは礼拝いたします お釈迦さまの大いなる教え生命を私たちへと与えください お釈迦さまに守られながら悟りをひらき お釈迦さまに導かれながら人々のために尽くしてまいります 向上心を忘れず 仏さまがなされた多くのことを学び 人々とともに 静かで満ち足りた お釈迦さまのような豊かな人生を歩みたいと願います  今こころからご遺骨を礼拝します

このお経の作者は 不空三蔵(ふくうさんぞう)であり、750年頃の成立かとも言われております

どうぞ72文字ですので覚えてみてください

 

 

お経 仏教

2023.07.06

七月六の日は

7月6日は南無の日ですかね

「南無」とは、ありがとう  敬います  敬愛します

だと私は思っております

私たちの伝える教えであったりお経というのは

亡くなった後であったり

亡き人へではなく

今の自分の功徳の為であったり

亡き方への報恩供養の表れだと思っています

ですので、お経と言えば「般若心経」が有名であり私たちは必ず読経します

このお経も私たち生きているものへのお経です

私も般若心経はとても素晴らしいお経の1つだと思います

般若心経とは《すばらしい「ほとけの智慧」の完成された教えのお経》

だと思います

三蔵法師である玄奘さまは

649年に「摩訶般若波羅蜜多心経」に訳出されたとされてます

般若心経は難しいかもしれませんが

「自分だけの見識で周りをみていませんか」

「ものごとに沢山こだわってませんか」

「差別や区別をなんとなくでもしてしまって周りをみていませんか」

「なんとなく疑ってません」

「柔軟にいけてますか」

「十人十色であってこれが当たり前ではないのです」

なによりも「幸せですか」を説いているのだと思います

そのためには三毒の貪瞋痴(とんじんち)を捨てて

“おおらかに優しくこだわりを捨てて生きていきましょう”

なのだと思ってます

南無釈迦牟尼仏

 

南無観世音菩薩

 

お経

2023.07.02

般若心経

「般若心経」は

「西遊記」でおなじみの三蔵法師さま

「三蔵法師」とは一般の名詞であり

経(仏さまのおしえ)

律(きまり)

論(経と律の解釈)

の三蔵(みっつの容れ物、書物)に精通した仏教学者を意味します

三蔵法師と言えば玄奘三蔵と思ってしまうほど有名であり

実在するお坊様で名前を玄奘(げんじょう)といいます

西暦600年に中国で生まれました

29歳のとき、天竺(てんじく)であるインドへ行かれ、16年もの間、インドで仏教の教えを学び

645年、膨大な数の仏教聖典を持ち帰られました

中国の長安に戻られた玄奘さまは

亡くなるまでの20年間沢山の経典を古代インドの言葉であるサンスクリット語や梵字といった言葉から中国語へと翻訳されました

訳された仏典は全部で

七十六部一三四七巻とも言われております

その中に「大般若経」600巻があり

更に262文字にまとめられたのが

「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経」(まかはんにゃはらみったしんぎょう)です

面白いことに゛摩訶般若波羅蜜多゛はインドのサンスクリット語で、゛心経゛は中国語のようです

お経はお釈迦さまが説いたものです

ですので仏説とも冒頭につきます

般若心経の般若とはサンスクリット語でプラジュニャーで、意味は「智慧」です

ですので、般若心経は

【智慧のお経】となりそうです

禅のことば 修証義 お経

2023.05.02

修証義5章

修証義第五章の行持報恩

の中にある1文に

「窮亀(きゅうき)なお恩を忘れず餘不(よふ)の印能く報謝あり

畜類尚ほ恩を報ず。人類いかでか恩を知らざらん」

これは

苦しんでいる亀を助けたら

宝もの(餘不の印)をもって恩返しに来たと言う意で

動物でさえ恩を忘れずに恩返しをするのに

人間であるならばなおさら

恩返しをすることを良く知るべきであるのです

報恩感謝です

 

 

お経 法要

2023.03.16

先住忌

 

先日12日

茅ヶ崎の永昌寺さまにて

先代住職の13回忌(称名忌しょうみょうき)法要を厳修いたしました

茅ヶ崎の永昌寺さまは

皎月院の先代住職文乗泰明大和尚さまの寺族ナヲさまの実家になります

泰明さまとナヲさまの間に産まれたのが

祖父であり戒翁寺31世の大乗定彦大和尚さま

そして長男が私の父で師匠の文泰和彦大和尚です

定彦さまの弟さんは箱根宮ノ下にある常泉寺さま

ナヲさんのご兄弟はそれぞれに

鶴見の建功寺さま

師岡の永昌寺さま

横須賀の萬蔵寺さま

へとそれぞれへ

今回読経したお経が 金剛般若波羅蜜経の和文でした(泣)

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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