曹洞宗 常圓山 皎月院

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お経

2017.08.08

遺経(ゆいきょう)その2

序文として
お釈迦さまは、最初の説法(初転法輪しょてんぽうりん)として
5人の僧侶のひとり、阿若憍陳如(あにゃきょうじんにょ)を
最初に救われ、最期に訪ねて来たバラモンの須跋陀羅(しゅばつだら)に
教えを説いて救いました。
まさに救うべき縁のある者はみなすでに救いおわり、
沙羅の双樹(一株から二本生えている)のあいだにおいて、
涅槃にはいろうとされておりました。
それは夜半であり、誰ひとりとして声も立てずにいました。
お釈迦さまは、弟子たちのために略して教えの要をおときになりました。

第2節へ
ここから世間的功徳の実践すべきものとして
七項目が説かれていきます。

お経

2017.08.07

遺経(ゆいきょう)その1

正しくは、
『仏垂般涅槃略説教誡経』(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)と言います。
略して『遺教経』や『遺経』とも言います。

こちらのお経は、お釈迦さまの命日であります2月15日の涅槃会にて
読誦しますが、僧侶や檀信徒のお通夜にても読誦しています。

「お釈迦さまが入滅(般涅槃はつねはん)にあたって(垂)、
その教誡を簡略に説かれたお経」という意味になります。
涅槃とは、いっさいの煩悩が吹き消された静寂な状態をいい、
業報(ごっぽう)の残余として肉体が存在する〈有余涅槃〉と、
円寂なる完全涅槃〈無余涅槃、般涅槃〉があるとされております。

病床にあった道元禅師さまは、最後の執筆となることを自覚され、
『正法眼蔵』八大人覚(はちだいにんがく)を書かれました。
「八大人覚」とは、お釈迦さまの最後の教えであり、
道元禅師さまの遺誡(ゆいかい)でもあります。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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