曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば お経

2020.04.13

三帰礼文

三帰礼文(さんきらいもん)

 

仏・法・僧の三宝です。

こちらは仏教の基本の言葉です。

「三帰」とは三宝を信仰すことです。

お釈迦さま、お釈迦さまの教え、仏教徒としての仲間

です。

<お釈迦さまが説法された霊鷲山(りょうじゅせん)鷲の形に似ていますね>

【三帰礼文】

『自帰依仏 当願衆生 体解大道 発無上意(じきえぶつ とうがんしゅじょう たいげだいどう ほつむじょうどう)

自帰依法 当願衆生 深入経蔵 智慧如海(じきえほう とうがんしゅじょう じんにゅうきょうぞう ちえにょかい)

自帰依僧 当願衆生 統理大衆 一切無礙(じきえそう とうがんしゅじょう とうりだいしゅ いっさいむげ)』

 

同じ三宝を敬い誓いをたてる

【三帰戒】(さんきかい)もあります。

『南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧

〈お釈迦さまを信仰してまいります。お釈迦さまの教えを信仰してまいります。お釈迦さまを信仰していく皆と共に信仰してまいります。〉

帰依仏無上尊(むじょうそん) 帰依法離塵尊(りじんそん) 帰依僧和合尊(わごうそん)

帰依仏竟(ぶっきょう) 帰依法竟 帰依僧竟』

こちらは曹洞宗ならではかもしれませんが、大切な経文です。

一仏両祖である

お釈迦様、道元禅師さま、瑩山禅師さま。

三尊を礼拝するということは

多くの祖師さま方をも礼拝するとともに

その行いがほとけの慈悲や光明に照らされるそのものなのです。

 

どうぞ日々のお参りの際には

『南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧』

及び

(または)

『南無釈迦牟尼仏』(なむきえぶつ)

をどうぞお唱え下さい。

 

 

 

お経

2020.04.11

開経偈

【開経偈(かいきょうげ)】

お経を開くにあたっての祈りの言葉

〈原文〉

『無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)

百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)

我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)

願解如来真実義(がんげにょらいせんじつぎ)』

〈読み下し文〉

無上甚深微妙(むじょうじんじんみみょう)の法は

百千万劫(ひゃくせんまんごう)にも遭(あ)い遇(お)うこと難(かた)し

我れ今見聞し受持することを得たり

願わくは如来真実の義を解せん

〈意訳〉

この上なくすぐれ深くて艶やかで素晴らしい仏陀の教えはには

百千万もの長い時間をかけたとしても、めぐり出会うことは難しいです。

ですが、私はいま仏の教えを見聞きしていただくことができる機会を得ました。

願うことは、仏陀如来の説かれる真実の心、教えを明らかにできますように。

開花しました

 

 

お経

2020.04.10

法華経

私どもの曹洞宗は法華経のお経を読みます。

御開山である高祖承陽大師道元禅師さまは

出家するとともに、当時では仏教教学を学ぶ最高峰である

比叡山にて修行され、天台の教えをも学ばれておりました。

ですので、法華経の教えを基本教義としておられている考えがあるとも思います。

教えとはすべてお釈迦さまの法、教えでありますので

素晴らしく尊い教えであります。

 

曹洞宗では、鳩摩羅什(くまらじゅ)訳の

法華経八巻の二十八品の中から

観世音菩薩普門品(観音経)第二十五・如来寿量品(寿量品)大十六

如来神力品(神力品)第二十一・安楽行品(安楽品)第十四

これらの四品をもちい

特にわたしは観音経偈、寿量品偈はよく読んでおります。

「如来寿量品」は

字のごとくお釈迦さまである「如来」の寿量「いのち」をたたえたお経です。

 

『妙法蓮華経如来寿量品』(みょうほうれんげきょうにょらいじゅりょうほん)

読む、読経すことはなかなか難しいです。

なかなか口が回らず早口言葉を発することが苦手な私には難易度が高いお経です。

ですが、お経そのものの意味が分からなくとも

読むこと、読もうとすることだけでも

”発心・修行・菩提・涅槃”の行持道環(ぎょうじどうかん)の

発心(発菩提心)と修行を行うのです。

とはいえ、内容も知っていただければとも思いますので

これから学んでいこうと思います。

禅のことば お経

2020.02.05

舎利礼文3

2月15日
80才のご生涯をとじられたのは、

シャカ族の王子として誕生された
幼名 ゴータマ・シッダールタ
として産まれ
お釈迦さまとして呼ばれ
曹洞宗の御本尊さまのことです。

『舎利礼文』
の続きですが、
『発菩提心 修菩薩行 同入円寂』
(ほつぼだいしん しゅうぼうさつぎょう どうにゅうえんじゃく)
<修行や覚りを求めようとする心を起こさせてくださり、 修行や覚りを実践させてくださったり 皆、すべてが涅槃となる寂浄の境地へとみちびき入れてくれる>

『平等大智 今将頂礼』
(びょうどうだいち こんじょうちょうらい)
<すべてに対して隔てなく、大いなる偉大な智慧と 今をまさに頂戴し、礼拝致します。 3回にわけ 『舎利礼文』を詠ませていただきました。 ありがとうございます。

お釈迦さまはとても偉大で
常に
想い慕い礼拝の対象の
御本尊さまです。
南無釈迦牟尼佛
なむしゃかむにぶつ

お経

2018.01.10

南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)

観音さまの功徳を
説きました経典がございます

『延命十句観音経』です

観世音(かんぜーおん)
南無仏(なーむーぶつ)
与仏有因(よーぶつうーいん)
与仏有縁(よーぶつうーえん)
仏法僧縁(ぶっぽうそうえん)
常楽我浄(じゅーらくがーじょう)
朝念観世音(ちょうねんかんぜーおん)
暮念観世音(ぼーねんかんぜーおん)
念念従心起(ねんねんじゅーしんきー)
念念不離心(ねんねんふーりーしん)

観音さまの信仰を十句、
字数にして四十二字の
短いお経です。

観音さまの慈悲深い徳をあらわし
仏教の根本的な教えである
「縁起」と
その信仰の根拠を挙げながら、
わたしたちが
「仏・菩薩」の
生活をするべく誓いを立てているように
構成されているそうです。

「朝念観世音(ちょうねんかんぜーおん)
 暮念観世音(ぼーねんかんぜーおん)」では、
朝に夕べに観音さまを念じその徳を讃え、
慈悲の心へと近づく誓い。

「念念従心起(ねんねんじゅーしんきー)
念念不離心(ねんねんふーりーしん)」では
観音さまを常に念ずるならば、
慈悲の思いがわき起り、
決して観音さまの心から離れることはないであろう。
と説かれております。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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