曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

一歩の会

2019.02.15

涅槃会

本日14日は
青年会一歩の会にて
勉強会&涅槃会をおこないました。
勉強会では
参同契、宝鏡三昧(さんどうかい、ほうきょうざんまい)
の内容の勉強をしました。
私たちの祖師方の、
石頭希遷(せきとうきせん)禅師と、洞山良价(とうざんりょうかい)禅師
が残された漢文の法語の読み下しです。
が、とても内容は難しく、
仏のすべての現象の平等と差別の心理の一致は
同一に契合しているから全てが真実である。
仏心、清浄からの呼び掛けを信じ、それを日常生活のすべての場面で実現することを目指している内容なのかな??
対句のような文章ですが、
わかるようでとても難しいです。

引き続き、涅槃会法要を
高乗寺さまにて

禅のことば

2019.02.14

釈尊涅槃

お釈迦さまは2月15日に80歳のご生涯をとじられました。

いろいろと本を読みますと、
阿難と共にシャバラ塔の下に来られたとき
天上から悪魔(天摩波旬てんまはじゅん)が降りてきて
「早く入滅せよ」と勧められたが、
お釈迦さまは、「自ら死すべき時を知っている。今より三ヶ月後、
クシナガラの沙羅双樹の間において入滅するであろう」
こう宣言された時、大地は一時に震動した。
ここから最後の旅に出るのです。

お釈迦さまが入滅に選んだクシナガラは、
今はさびれた地とはいえ、昔は大きな都があり、前生では六度、
王としてこの地を治めていたようです。
また、なぜ河のほとりでなのか?という質問にたいしては、
「人は死ぬ覚悟ができていないから迷うのだ。私がこの河のほとりで涅槃に入るのは、人間の命は水の流れのように少しもとどまることなく、昼夜静止することなく縮まり失せてゆくことを、この河の流れで知らしめるためである」

また、涅槃図を見ますと、
八本の沙羅双樹がありますが、これは、仏の自在神力を示すものであり、
四本はご説法が終わるとたちまち枯れ、他の四本は青々と栄えた。
これが、四枯四栄(さしこしえい)と言います。
お釈迦さまの色身、肉体は涅槃に入りたまえど(四枯)、説かれし仏法は後世に残りて栄える(四栄)ことを言います。

大本山永平寺東京別院の涅槃図

御詠歌

2019.02.12

講習会

本日は
大本山永平寺東京別院 長谷寺にて
御詠歌の講習会でした。
私も講師をさせていただきました。
今回は、三曲を指導。
全て真言宗密厳流よりメロディー、曲をいただきました
伝承曲でした。
梅花、紫雲、菩提
それぞれとても大変な曲でしたが、皆さんが少しでも
楽しく御詠歌に親しむことができたのならとても嬉しいです。

御詠歌

2019.02.11

大聖釈迦如来涅槃御和讃 その3

この曲は1~4番までございます。
3番と4番の歌詞には、お釈迦さまの教えが説かれております。

3、教えのままにしたがいて 戒法(いましめ)まもりゆく道の
そこに仏の命あり 怠るなかれもろびとよ
4、一(ひと)きわ花は散りしきる 最後の教誡(ことば)のこされて
いまし静かに釈迦牟尼は 涅槃の眼(まなこ)とじたもう

お釈迦さまの多くのお弟子修行者たちの他にも、
動植物などの見守るなか、80歳のご生涯を終えようとしている前に
最後のお言葉が語られます。
「もろもろの事象は過ぎ去るものである。
常に怠ることなく精進し、修行を完成しなさい」
と告げられました。
私たちは今なおお釈迦さまの教えを通して
共に歩んでいるのだと私は思います。

興聖寺さまの涅槃図です

御詠歌

2019.02.10

宇治 興聖寺

先日、仏教讃歌である
梅花流詠讃歌の講習会が宇治の興聖寺にて
曹洞宗宗務庁主催で
開催されましたので、出席してまいりました。

興聖寺は、
1229年(寛喜元年)
道元禅師(どうげんぜんじ)が宋から帰国後、深草の安養院に閑居。
1233年(天福元年)
道元禅師が深草に興聖寺を開創。
観音導利院興聖宝林寺と号する。
僧侶の教育・育生を目指す修行道場として最初に開かれる。
このことから「曹洞宗初開道場」とは興聖寺のことを指します。


興聖寺の御本尊さま


道元禅師さま

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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