曹洞宗 常圓山 皎月院

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法要

2022.08.22

施食会

8月6日麻生区早野の戒翁寺にて

施食会法要を厳修致しました

戒翁寺は

皎月院住職の実家です

私の叔母である先代住職乗雲慈光大和尚亡き後

皎月院住職が兼務しておりますお寺です

 

 

御詠歌

2022.08.15

戦災供養

曹洞宗梅花流詠讃歌には

戦災精霊供養御和讃という曲があります

 

あの日あの時 あの炎

戦火は焼きし 被災地(このまち)に

栄ゆる今日は 帰れども

帰らぬ生命 いかにせん

 

1981年昭和56年に広島での記念大会で発表されました

作詞は赤松月船氏

作曲は細川潤一氏である

 

広島県での大会での発表というのはとても意味が深いと思います

それはもちろん

1945年8月6日に

人類史上初めて戦争で核兵器、原子爆弾が投下された都市だからです

この原爆により14万人以上の人々が亡くなり

3日後には長崎にも投下され

7万人以上が犠牲になりました

更には被爆後5年の間に20万人もの人々が亡くなっております

その多くは一般市民です

戦災精霊供養御和讃の冒頭はこうした悲惨な状況を表現した歌詞となっております

「栄ゆる今日は帰れども 帰らぬ生命いかにせん」

には、戦後の経済復興により

多くの繁栄がもたらされました

その一方では、310万人以上の人々が犠牲になり

もう二度と帰ってこないという悲しさが詠まれております

 

 

 

 

 

季節

2022.08.15

終戦日

1945年8月15日の正午

第二次世界大戦の終戦を昭和天皇より

ラジオ「玉音放送」を通して国民に対し

武器を置き敵対行為をやめるよう「休戦」を語られた日が日本では「終戦記念日」とされております

ですが、ポツダム宣言を受諾した日は8月14日であり、日本がアメリカに降伏文書に調印したのは9月2日であるため

アメリカでは9月2日が終戦記念日となってます

そして1952年昭和27年

日本とアメリカとの平和条約(サンフランシスコ平和条約)により日本の戦争が終結となりました

二度と戦争をしない起こさない国であっていただきたい

同時に戦争は世界中からなくなることを祈ります

 

祖父の遺品より

祖父である戒翁寺31世大乗定彦大和尚も戦争に出向いている

例えば

《昭和17年1月31日より11月31日まで軍艦翔鶴に乗船し

インド洋海戦、サンゴ海海戦参加

米軍機の攻撃を受け大破し退艦

昭和18年3月より8月11日まで再乗艦

ブーゲンビル島航空戦、南太平洋海戦で再び大破し退艦

以後空母瑞鶴・大鳳に乗艦し作戦に参加

戦傷により退艦》

上の写真に明記されていた

そんな祖父は平成20年12月30日

90歳で亡くなった

 

 

御詠歌

2022.08.13

初盆会

川崎の戒翁寺

先代住職 乗雲慈光大和尚さまも初盆です

お盆とは亡き父母、祖父母、忘れがたいご先祖さまが一年に一度

我が家に戻ってくる期間です(13〜16日)

 

本日13日はお迎えです

曹洞宗梅花流詠讃歌に

「迎火」のタイトルで

「盂蘭盆会御詠歌」があります

「子等(こら)の焚(た)く 迎火の炎(ほ)の さゆらぐは

みたまの母の 来たまえるらし」

今年のお迎えは台風が上陸ということもあり

昼過ぎから雨風が強くなりました

前日までは、陽射しが強く照りつけておりました

この御詠歌は

夕暮れになった時間帯をイメージして頂きたいと思います

子どもたちが迎え火を焚いています

その焚き火に、夏の暑さを和らぐような風がそよぎ

迎え火が揺れている

この風と共にご先祖さまが「帰ってきたね」と

話している光景が浮かんでまいります

この2年間はコロナ禍のため里帰りが困難でしたが

今年は里帰りや旅行が増えて明るい兆しもありますね

戒翁寺ではお迎えの提灯を灯しました

是非とも、心静かに手を合わせる時間をつくりましょう

仏教

2022.08.11

お盆の準備

8月13日よりお盆です

精霊棚、お仏壇のお飾りは13日のお盆入り前に是非とも行いましょう

お盆は一年に一度

ご先祖さまがご自宅に里帰りする期間です

もどられたご先祖さまをお迎えし

短い期間ですがゆっくりと休まれていただけるようおもてなしの準備をします

お迎えの準備として

お仏壇の前にテーブルや机を設け

夏の旬野菜であるキュウリ、ナス、トマト

果物のスイカ、葡萄、リンゴなど

乾物のお蕎麦、うどん、素麺など

故人やご先祖さまの好きだった物などをお供えします

時間がありましたら

割り箸をつかって

胡瓜で馬を

茄子で牛を作りお飾りください

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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