2021.01.30
「立春大吉(りっしゅんだいきち)」と
「鎮防火燭(ちんぼうかしょく)」
「立春」とは冬が終わり、春が始まる節目の日のことです。
今年は1日はやい2月2日「節分」に豆まきをして一年間の厄を払い、2月3日の「立春」に新しい春を迎えます。
新しい一年の始まりである立春の日に、
厄が来ないようにという願いを込めて
「立春大吉」と「鎮防火燭」のお札を貼ります。
実は、「立春大吉」の漢字四文字は、すべて左右対称になり裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことが出来るのです。
このお札が玄関などに貼ってあると、鬼が家に入ってから振り返っても同じように「立春大吉」と書かれたお札が見えるため、鬼はこの家にはまだ入っていないのでは、と勘違いをして逆戻りしてしまうそうです。
鬼が入ってこない。出ていってしまう。一年を平穏無事に過ごすことが出来るという意味でもあります。
あわせて「鎮防火燭」は「火伏せ、災難や煩悩を消し去る」という意味のお札ですので、
台所や火の元に貼っております。
2021.01.26
(正治2年1200年1月2日)陽暦1月26日は高祖常陽大師道元禅師さまの降誕会です。
《不自由な処より生じ、不自由の処に向って死し将ち去る。唯だ是れ此の愛に依れり》
『不自由な所より生まれ、不自由な所に向かってまさに死んでいくものは、正しくはこの愛によるのである』
《太祖常済大師瑩山禅師さまのお言葉》
仏教で説いています「愛」とは、一部を除きますと、物やお金、異性や名声など多くの物への《執着心》を意味しております。
その執着心から離れることが最善ともされます。
昨日は弟の小練忌(三十五日)でした。
また本日は叔父の祥月命日でもありました。
四苦八苦の1つでもある”愛別離苦”があります。
《愛する人ともいつかは別れなければならない》
愛する人との別れは、必ず苦しみに縛られ苦悩をも大きくします。
自分ではわからない程の執着に気づき
少しでも解放する努力も必要なのかもしれません。
そのためにも、仏さまやご先祖さま愛する人を
“敬い慈しむ”ことを念頭に
しっかりと掌を合わせて
頂ければと思います。
2021.01.24
薬師瑠璃光如来による
十二の大願とは、
以上簡単にではありますが
人々が苦しむ心や身体の病を癒し、すべての苦しみから救い出せる仏へとなりたいという大願でした。
この本願が成就され、如来さまとなり
いまなお私たちを導いてくだされております。
2021.01.23
四苦という四つの苦しみ
生老病死があります。
その苦しみからどのようにしたら私たちは救われるのか?お釈迦さまは六年もの修行により悟られました。
そして、すべては因と縁であり、一切(すべて)は無常であり、それが自然の成り行きであるのです。
ですが、そこから抜け出そうとする心が煩悩として自分を苦しめ、病むことになるのです。
私たちの恐れである病とは、身体の病と心の病ですが、この両者の治療を専門とする仏さまが医王とも言われております薬師如来です。
薬師如来は、仏界の東方瑠璃世界の教主であり、
博愛と慈悲を本心とされる最高の医師の王さまとも言われます。もちろん最初は、菩薩であり悟りをえるために修行をされておりました。その頃12もの大願を立てて修行されました。
その本願が成就して得た功徳によって薬師瑠璃光如来となられました。
その十二の大願とはどのような内容であり、その功徳とはいったいなんであるのか?そしてその功徳が私たちにどのような喜びを与えてくださっているのであろうか?
経典で、薬師瑠璃光如来本願功徳経というものがありました。
その功徳とは、
2021.01.22
本日は弟の月命日の22日
まだ、四十九日(大練忌)前の中陰期間ではありますが、一日一日、一歩一歩進んでおり、1ヶ月が経ちました。
インドでは輪廻するという思想から、人が亡くなると七日ごとに裁きを受け、次の生が決まるという。
今は、中陰の期間中には仏道修行しながらお釈迦さのもとに到るまで一歩一歩精進するとされております。
励ましのためにも日々掌を合わせ、お香を手向けます。
薫物屋香楽のお線香
本伽羅入り 【時のまぼろし】
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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