曹洞宗 常圓山 皎月院

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曹洞宗 趣味

2021.02.04

焼香作法

本日一周忌のご法要にて

ご焼香の説明をさせていただきました。

まず初めにはもちろん合掌礼拝をします。

その後の作法、方法、やり方ですが

曹洞宗では、

右手?左手?

何本の指でつかむのか?

何回焼香したら良いのか?

つかんだらどうしたら良いのか?

皆さま迷っているようでした。

先ずはお香の功徳とは

仏教伝来(538)と共に日本に上陸していたであろうとされるお香は、信心の使いであり感応のたよりであったとされます。

高価なものであるお香は何種類かとブレンドされて使われておりましたが、鎌倉時代は一種(沈香などブレンドなし)のみを使われ禅のおもむき、わびさびが流行っていたようでもありそうです。

そのお香(沈香)の香煙によって

光明雲台の世界におられる

十方無量の三宝に供養し奉るとき

その功徳というものは、

四方八方に広がり一切衆生

自他平等に広がりわたります。

亡きものへも、生きているものにもです。

お香は、右手でつかみます。

右手を仏さまの手

左手を自己の手

なので右手で焼香はします。

また、右手の親指、人差し指、中指の3指で

お香をつまみます。

この3指とは龍の爪にも例えられてます。龍の手爪とされる親指、人差し指、中指の三指に当たります。龍はその三指で大切な宝珠持っておりますので、これがお香に例えられているからです。

ですので二や四指でつかむことは恭しく宝物をつかむにはふさわしくないともされております。

回数ですが、

一回目は、三指でつまみ両手(右手でつまみ左手はそえて掌でうける)にて頂いてから

火に投じます。拈香(ねんこう)と言いますので、

額の辺りまで持っていき、おし頂くということです。

(言葉では難しくなってしまいました)

二回目はお香は頂きません。

それは一回目の引き続きだからですので、ただそえるだけになります。(従香じゅうこう)

二回終わりましたら合掌礼拝します。

 

そのままでも香る素晴らしい香木(伽羅沈香白檀)や

少ししか芳香しない香木(沈香)を

あえて炭の火の着いた上にのせることにより

仏さまへの「香食こうじき」として扱っております。

もちろん天然香料をまぜたものも私は使っております。

(龍脳、丁子、桂皮、甘松などなど)

お香についても仏教(曹洞宗)についても勉強中ではありますが

古いお香やお線香ありましたら御連絡ください。とても興味がありますので。

 

高価な伽羅ですが、うっとりしてしまうほどとても素晴らしいです。

 

 

 

 

 

 

 

曹洞宗

2021.02.04

立春

昨日の3日は立春でした。

立春は冬が終わり今日から新春という季節の分け目の日です。八王子では、朝から快晴であり気温も13℃をこえ過ごしやすい1日でした。

立春は、旧暦ではだいたい年の初めであり

暦では二十四節季や八十八夜は、立春を起点として算出されておるようです。

「立春大吉」の札は

曹洞宗だけにあるもので、他の宗派には無さそうです。このお札は、高祖承陽大師であられます道元禅師さまから始まり、

「鎮防火燭」の札は

太祖常済大師であられます瑩山禅師さまが石川県羽咋市にあります洞谷山永光寺で始められた伝統あるものです。

季節

2021.02.02

節分

本年は、2000年の閏年の影響により本日節分で

明日が二十四節季の一つ立春になります。本来であると年4回(立春、立夏、立秋、立冬)ですが春だけが残り尊重され福を呼ぶ豆まきなどが行われています。

1984年は2月4日、1897年は2月2日それ以来のようです。

なぜ?となりますと、日本をはじめ、世界各国で採用されているグレゴリオ歴を知る必要がありそうです。

地球が太陽の周りを1周する公転時間が、ぴったりと365日ではなく、プラス6時間弱かかるようです。そのために、4年で約23時間の遅れが生じてしまう。なので、4年に一度に閏年として、1年を366日に調整しています。

ですが、4年に一度1日増やしますと、「44分進みすぎ」てしまいます。これが100回つみかさなりますと、(400年)約73時間で約3日早くなってしまいます。

その調整を400年の間に3回閏年を間引けるようになっているようですが、難しいです。

今年は鬼滅の刃の影響によりどんな鬼の仮面が出ているのか楽しみですね。

今朝の雨もやみ、晴れ渡り暖かい日差しが春を感じさせてくれます。

曹洞宗

2021.02.01

如月

2月となりました。

大本山永平寺では、毎年本日からお釈迦さまへの報恩摂心(坐禅週間)

が八日まで始まります。

また、14日まではお釈迦さまの遺言をまとめられたお経

『仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせっきょうかいきょう)』を夕方に読誦します。

このお経は、お釈迦さまが入滅のさいに多くの弟子たちのために説かれた最後の教えです。それは、戒を守り、四諦(苦・集・滅・道)の理(ことわり)を知り、「八大人覚(はちだいにんがく)」(少欲しょうよく、知足ちそく、遠離おんり、精進しょうじん、禅定ぜんじょう、智慧ちえ、不戯論ふけろん)

欲をだして追い求めず、足ることを知り、静かなところに住し、つとめ励み、正しいものを念じ、坐禅によりやすらぎをえて、むさぼりやものにとらわれることない智慧をもち、いたずらに論議して心を乱さないように とお釈迦さまより戒められております内容のお経です。

 

明日は節分ですね

曹洞宗

2021.01.31

1月最後

ご葬儀が終わり

弟に施せる供養とは、故人に向けて

善い行いを私たちができることの積み重ねしかないのだと思います。

明日2月1日は六七日檀弘忌(だんこうき)

先週の小練忌(修行がある程度整いつつある練りあがってきたころ)

が落ち着き、

明日の檀弘忌にはそろそろ仏さまのいる世界へとたどり着けるのかとも願っております。

私たちが励ましながらの供養していたことは、

1日三度のお膳とお香をたむけ(皆さまから多く頂きましたお線香)

手を合わせたことです。

いただきましたお香も沈香を調合されております香り良いお香により

弟も私たち共に心もお部屋も清浄に保たれることが出来ていると思います。

清水家のお仏壇におさめるお位牌ができました。

坊塔位牌は、もう1カ月かかりそうです。

お墓も2~3か月はかかりそうです。

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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