曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 2021年

禅のことば

2021.03.20

春分の日

今日はお彼岸のお中日です。

春のお彼岸の度に思いおこされますが、本日はオウム真理教による地下鉄サリン事件から26年が経ち、二十七回忌になります。

仏教徒として大切な四つのお誓いがございます。

『四弘誓願(しぐせいがん)』

  1. 衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)
  2. 煩悩無尽誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)
  3. 法門無量誓願学(ほうもんむりょうせいがんがく)
  4. 仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)

救わなければならない人々は限りがありませんが、全ての人を救う事を願います。

欲望は次から次へと湧いてしまい止めようがありませんが、断わる事を願います。

お釈迦さまの教えは奥が深いけども、学び尽くす事を願います。

お悟りを得る道は果てしないけれど、きっと到達できる事を願います。

仏道を成就できますように、そして皆さま方が願う想いが成就できますように

日々努めて参りましょう。   合掌

また

亡き弟 恵龍和尚のオリジナル遺影入り坊塔位牌

が出来上がりました。

 

札幌の奥山柳造商店さまにお願い致しました。

 

 

禅のことば

2021.03.17

春彼岸

本日は春のお彼岸の入りです。

20日土曜日が春分の日お中日となります。

今日から自己の仏道強化週間です。

六波羅蜜(ろくはらみつ)と言う

6つの修行徳目があります。

  1. 布施(ふせ) 分かち合う喜びを知る
  2. 持戒(じかい) 良い習慣を心がける
  3. 忍辱(にんにく) 辛抱強く取り組む
  4. 精進(しょうじん) 毎日をしっかりと生きる
  5. 禅定(ぜんじょう) 坐禅をし心穏やかに過ごす
  6. 智慧(ちえ) 物事を深く理解する

ぜひとも一緒に実践しましょう。

 

 

 

お経

2021.03.14

観音さま

『観音経』と言うお経には

観音さまの功徳がたくさん述べられております。

「世尊妙相具(せそんみょうそうぐ)」から

始まります偈頌では

無尽意菩薩(むじんにぼさつ)と言う仏さまが

お釈迦さまに「観音さまはどうして観音さまと名づけられるのですか?」と問いかけます。

それに対しての答えがお経となっております。

例えば「弘誓深如海」(ぐぜいじんにょかい)

弘誓の深きこと海のごとし。と

観音さまが私たちを救ってくださることのはたらきは

世界中あらゆる所にも行き渡るものであり、

苦しみから救い出そうという誓願は、

時間的にも空間的にも

広大無限の広さや深さを持っておられるのである。

とお説きになられております。

南無観世音菩薩

 

行事

2021.03.12

御供養

 

3月11日 14時26分

黙祷させていただきました。

亡き方々への供養にと

私にできるお供えを手向けました。

供える物は

灯明、水や蜜湯、お茶などの飲み物

御膳に果物やお菓子

そしてお香です。

香木とされる沈香と白檀をメインで使い

お線香と焼香の抹香を調合し作製しました。

心から哀悼の意を表します。

 

 

禅のことば 曹洞宗

2021.03.10

行雲流水

行雲流水(こううんりゅうすい)

私たちが上を見上げると、そこには

大空に浮かぶ雲があるでしょう。

その雲は、水が流れるがごとく

どこまでも自由に、そして一切とらわれることなく

自由に大空を漂っているようにも見えます。

雲を眺めていますと

風により形を変えたり、行く方向を変えたりと変幻自在なのか、または身を任せているのだろうか?

同じように、水も変幻自在です。下流へ向かうために紆余曲折したり、時にはじっと身構え、周りに影響され姿や形も変わることもあるかもしれません。

行雲流水とは、修行僧の事を言っておりました。

心に引っかかりがなく、一所不住であり

行く雲と流れる水のように例えられておりました。

大本山永平寺

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

カテゴリー

最新の投稿

アーカイブ