曹洞宗 常圓山 皎月院

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仏教

2021.08.09

仏教13宗派

8月9日は長崎市へ原爆が投下され76年目となりました。今年も式典には1割ほどの500名が参加され核兵器廃絶、亡き方への冥福を祈られました。

 

以前の仏教伝来の続きですが、

平安時代に天台宗の最澄、真言宗の空海により日本国内で幅広く受け入れられ基盤が築かれました。

鎌倉時代になりますと、天台宗の比叡山延暦寺などで修行された僧が、教えや経典を求めその信念から自らが宗祖として登場してきます。

浄土宗の法然の登場により仏教が国民の大衆化となりました。それにより浄土系の宗派として、融通念仏宗の良忍、法然のお弟子の親鸞による浄土真宗、時宗の一遍のそれぞれが教えを広められました。

臨済宗の栄西、曹洞宗の道元禅師さまは、それぞれ中国の宋へと海を渡り教えを悟られ帰国され、禅の教えは民衆の生活内や武士の間で広まっていきました。

法華経の教えを貫いた日蓮宗の日蓮

鎖国が撤廃された江戸時代、中国の明から来日された隠元による黄檗宗が最後の宗派です。

以上、日本の仏教13の宗派が戦前の政府に公認されていた宗派となります。

今現在では13宗の160派もあるそうです。

ちなみに曹洞宗は大本山が2つ【永平寺】【總持寺】とありますが、派などはありませんのでお間違えなくよろしくお願い致します。

お香

2021.08.08

お線香

お盆に向け只今お線香作成中です。

今回は、香木とされている沈香のタニと白檀をメインにしております。

沈香には甘めのシャムと辛めのタニとありますが、白檀も含め大変貴重な香木となってきております。他にも天然の香料である丁子や甘松、かっ香、大茴香などなど調合しました。香り豊かな天然100%のお線香をつくりました。

 

 

禅のことば

2021.08.07

手を合わせてしまう

今年の8月6日は

広島へ原子爆弾が投下され76年目となりました。

核兵器廃絶は永久の平和を求める私たちの切なる願いであり、戦争とはあってはなりません。

皆が平等に幸せになるために生まれてきたこそだからです。これからも笑顔でいられるように心から哀悼の意を表します。

 

 

夏の空

平野台地からのぞむ山々の荘厳な姿は、

季節ごとに美しく人々を魅了してやみません。

荘厳とは

美しいばかりではなく威厳があって気高いことをいいますが、

仏教の言葉では荘厳をそうごんではなく【しょうごん】と読んでおり対象が違います。

荘厳とは、仏さまのおられる場所のお堂の中にある飾りを指します。

古いサンスクリット語ではアランカーラやヴューハのと言い、装飾や配置を意味する語でしたが、漢訳後に堂舎や国土などを飾ることとと意味が変化しております。

今では、仏前の飾りの総称で、荘厳具ぐといえば仏前を飾る物となっております。

ですが、

立派な山も荘厳を感じさせるように、私たち人にも荘厳さが大切です。

人に美しさ、気品を感じるのは、人格からあふれ出る顔や仕草などの表だったものです。

仏教

2021.08.05

伝来

538年日本に仏教が伝来した当初に伝えられたのは、仏像や経典・香木等であり、当時は特定の宗派と言うものはありませんでした。

その後、飛鳥や奈良時代になりますと中国から来日した僧侶や中国へ留学された日本人の僧侶が教えを広められました。

仏教は異国の文化ですが朝廷がこれを排除することがなく、逆に仏教の思想をもって国家を統治しようとされました。日本仏教のなかで南都六宗が誕生します。

(中国では経典の翻訳によって各宗派が誕生される)

三論宗(さんろんしゅう)、成実宗(じょうじつしゅう)、法相宗(ほっそうしゅう)、倶舎宗(くしゃしゅう)、華厳宗(けごんしゅう)、律宗(りつしゅう)

奈良時代、遣唐使によって唐から伝わりました仏教で、当初は「宗」ではなく、僧の集まりであったので「衆」とされていたようです。平安時代になり天台宗、真言宗の二宗から「宗」が生まれました。

お経

2021.08.05

般若心経

般若心経は262文字で成り立ったお経です。

悩みの苦しみを越えるには

仏さまの智慧である般若の心の境地へと到達することです

般若心経は

現象である「色」が真実である「色」であり、真実が現象であることを強調し、小乗である伝統的真理を否定し、般若心経の中には

「空」と「不」は7回、「無」は3倍の21回も繰返し出ております。そして最後に「智慧の救い」として真言の呪文である言葉

『ガテーガテーパーラガテーパーラサンガテーボーディスヴァーハー』で祈りとして説かれています。

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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