曹洞宗 常圓山 皎月院

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御詠歌

2020.03.21

お彼岸お中日

今年の春分の日は

時より突風がありましたが

暖かくお参り日和でした。

曹洞宗梅花流詠讃歌『彼岸御和讃』

二番

「あまねく施し戒めて

日に夜に励むもろびとに

彼岸の花の美しさ

ああ爽やかにこの宴

妙なる調べ夢ならず」

お釈迦さまの教えに

六波羅密(ろくはらみつ)6つの修行徳目あります。

この二番では、布施、持戒(じかい)、精進が

読み込まれてます。

布施は、物や教えを施すこと。

持戒は、自分をいましめ、節度のある生活をすること。

精進は、いまこの時を一生懸命に歩み、努めること。

この時期には、たくさんの花が咲き始め、

明るく微笑みかけています。

ああ、この素晴らしい季節ありがとう。

仏さまやご先祖さまに感謝をしめすこころが

爽やかな風にのって聞こえてくるかのようです。

 

 

 

 

 

 

 

季節 御詠歌

2020.03.19

彼岸御和讃

皎月院先代住職
20世文乘泰明大和尚

曹洞宗梅花流詠讃歌
「彼岸御和讃」
1番
『山川険しき世なれども
仏の教えひとすじに
彼岸に至るしあわせよ
あああめつちに陽はうらら
久遠(くおん)の救いここにあり』

「山川険しき世」とは、
ここ最近の世の中のことではないでしょうか?
猛暑や豪雨による災害、暖冬にウィルス
さまざまな苦労のある人生にたとえられてます。
私たちが生きていくには
多くの苦労や困難がありますが、
お釈迦さま、仏祖の教えが私たちの道しるべとなり、
六波羅密の実践をすることにより
彼岸へと到る歩みとなるのではないでしょうか。
私たちは人として生まれ
何て幸せなんだろう。
最近では春のように暖かいひざしが降り注ぎ
桜や梅、たくさんの植物が
芽をひらき、今ここに
天地の生命がここにあらわれているようです。

御詠歌

2020.01.21

誕生御和讃

正治2年 1200年1月2日
現在では、1月26日とされておりますが、
高祖承陽大師道元禅師さまの
誕生日です。

梅花流詠讃歌では、
『高祖承陽大師道元禅師誕生御和讃』
がございます。
こちらの曲は、昭和27年の発足時に発表されました。
またこちらの曲は
真言宗の『密厳流誕生和讃』の
メロディーをいただいております。

二番
《御法(みのり)の御子(みこ)の誕生に
天はほがらか地はのどか
歓喜(よろこび)みちて今日よりは
仏の国土(みくに)あらたなり》

道元禅師さまの誕生を
この上なくお慶び申し上げている曲であると思います。
1200年に生まれた頃は
権力が公家から武士へと移行しつつあった頃で、
源頼朝が鎌倉幕府を開かれ8年目。
日本の政治だけではなく
天候不順や地震、多くの自然災害も
多かった頃でもあったようです。
その為、道元禅師さまの誕生は
とても明るく希望にみちた
存在だったのではないだろうか?

南無高祖承陽大師道元禅師

御詠歌

2019.12.09

御詠歌 明星

「大聖釈迦如来成道御詠歌」

明あけの星 仰(あお)ぐ心は 人の世の 
光となりて天地(あめつち)にみつ

明星(みょうじょう)と言うタイトルでもあります。

12月8日は、お釈迦さまがおさとりを開かれた「成道」の日です。

29歳で出家されたお釈迦さまは、
いのちがけの修行を6年間続けられました。
からだはすっかり痩せ衰え、骨と皮だけになっていました。
「苦行」をやめ、
そして、身体を浄め、スジャータによるミルク粥の供養を受け
菩提樹の下でしずかに坐禅を組み、心を深められました。
8日目の朝、東の空に夜明けの明星が輝くころ、
心の闇はついに放たれ
さとりを得られたのです。

「明けの星仰ぐ心」とは、
お釈迦さまがおさとりをひらかれる機縁となった明星、その教えといえます。
お釈迦さまの成道を慕い尊敬する意味が含まれていると思います。
お釈迦さまの出家の理由とされる人の苦しみを取り去るには、
苦しみの原因を取り除く正しい行動を繰り返すことによって解決できる。と説かれています。
「我、大地と有情と同時成道す」
(私も大地も生きているすべてのものが同時にさとりを開いた)
これが
「人の世の光となりて天地(あめつち)にみつ」
と表現されている歌詞かと思います。


明星とは金星です。
金星は2019年11月ごろから2020年5月ごろまで、
「宵(よい)の明星」として見えています。
夕方から宵のころに西の空でひときわ明るく輝いています。

「宵の明星」が空に沈んでいく金星であるのに対し、
「明けの明星」とは、空に昇っていく金星を意味します。

御詠歌

2019.11.30

御詠歌研修会

曹洞宗梅花流詠讃歌
今年度最後の宗務庁主催講習会がありました。
場所は久々に行く
福岡は天神にある安国寺専門僧堂でした。

本堂


自己研鑽に努めることができました。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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