曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

仏教

2021.12.08

成道

瑩山禅師さまの『伝光録』より

『釈迦牟尼仏、見明星悟道日、我与大地有情、同時成道』

【お釈迦さまは明けの明星を見て大悟した時、言われた。(我と大地と生きとし生けるものとが同時に成道した」と】

お釈迦さまは、菩提樹の下で坐禅をされ八日目の12月8日、夜明けの空に輝く金星を見て大悟されたとされます

 

仏教

2021.12.07

縁起

縁起(えんぎ)

お釈迦さまがお悟りになられたのは

縁起というものであります

中阿含経という経典には

「縁起を見るものは法を見る、法を見るものは縁起を見る」と

縁起とは、仏の教えの中心的な思想であり

この思想が理解できたならば仏の教えがわかるのかもしれません

「縁りて起こる」

他とは関係なしに単独で存在するものはなく、必ずいろいろな関係や原因や条件などにより成り立っており、互いに依存して成り立っているという事です

諸行無常、縁起の世界では永遠不変なものは一切なく、絶えず変化を繰り返しなりたっているということです

曹洞宗 仏さま

2021.12.07

成道会

12月8日はお釈迦さまが悟りを開かれた日であり

道(仏道)を成された

お釈迦さまを祝う日でもあります

また、仏の教えが開かれたことでもあります

そうです。仏教の誕生日とも言える日なのです

お釈迦さまは、29歳で王子の地位や家族など全てを捨て出家されました

6年にも渡る苦しく激しい苦行をされましたが、そこには心の平安を得ることができないとわかり

苦しみの修行をやめ、尼連禅河で身を清め

村の娘であったスジャータによる乳粥の施しにより

身体を調え菩提樹の下で静かに坐禅をされました

8日目の明け方

明けの明星が登るのを見て

悟りを開かれたとされます

 

私たちは、坐禅を通してお釈迦さまの成道

仏道の誕生を祝い

その素晴らしさを讃えている日であります

 

道元さまのお言葉

2021.12.06

いま

『心とて人に見すべき色ぞなき 只露霜(ただつゆしも)の結ぶのみ見て』

私たちの心とは、人に見せられるような固定した形があるのではありません

ただ露や霜がいつの間にか現れてしまい、いつの間にか消えてしまうようなものである

それは、今までのことを自慢したり後悔するのではなく

而今をしっかりと見つめ精進することである

 

道元さまのお言葉

2021.12.05

眼横鼻直

眼横鼻直(がんのうびちょく)

眼は横であり、鼻は真っ直ぐである

「当たり前のこと」

これは私たちが理屈で決めたことではなく

自然のありのままであり、理屈抜きであり

自分のためにつくられたものである

当たり前のことが、当たり前にあるがままに

そなわっており、働かれている

当たり前なことこそ感謝しなければならない

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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