曹洞宗 常圓山 皎月院

皎月院TOP > 皎月院副住職 亨龍日記

一歩の会

2023.07.31

坐禅会

7月26日に行いました坐禅会

久しぶりに皆さんと坐禅をすることが出来ました

皎月院のお檀家さんも来られたので嬉しかったです

皆さまとの坐禅は、先ずはゆっくりとストレッチから始めました

足の先を伸ばし、アキレス腱やふくらはぎを伸ばし

股関節をゆっくりと動かし柔軟に

上半身は肩を中心にして前後や左右、そしてゆっくりと回し、上にあげてからの脱力

肩甲骨どうしをよせたりなどなど

呼吸を調えることは

しっかりと先ずは息を吐き出してから

口呼吸から徐々に鼻呼吸へ

舌は、上アゴヘ

目はしっかり開けるのではなく半眼

1度目をつぶってからゆっくりと少しまぶたを開くと、目線も斜め45度くらい下へと(1メートル位かな)なっていくかと思います

あとはゆっくりと心を調えて坐禅の始まりです

 

今月はとにかく最後まで暑い日が続きました

8月も頑張って行きましょう

お香 趣味

2023.07.16

お線香

お線香は一般的には棒状のスティックタイプが多いと思いますが

コーン状(円すい形)の物もお線香と言えます

また蚊取り線香のように渦巻いていたり

どんな形であっても

着火すれば使用できる物全般を言います

また、海外ではインセンスと言って親しまれています

お線香は、安土桃山時代頃には輸入されて使用されてます

江戸時代には日本でも製造されています

今回は

シャム沈香を使いながら白檀の香りをメインとして作ってみました

 

先ずは

白檀などの香原料と糊材の椨(たぶ)を入れてしっかりと混ぜ合わせる混ぜ合わせたら水分を入れます

コレは入れすぎた失敗例です

丁度良いとこの様に丸まります 

丸薬状にしてからコーン状にすれば

インセンスの完成です

スティックのお線香は

ひたすらに伸ばすだけです

ではなく、ちゃんと機材があります

 

仏教 季節

2023.07.15

七月盆

皎月院の本堂前にある蓮は良い感じです

すでに開花、散ってしまったのもありますが

蓮はこれからまだまだ開花してくれそうです

川崎の戒翁寺の蓮も同じく良く咲いてます

蓮はお寺ととても密接な植物だと思います

「蓮」という字が付くお寺も沢山ありますし

お釈迦さまが座っている場所も

蓮華座(れんげざ)とも言いますし

日蓮宗さんや日蓮聖人さまにも蓮が入っますので密接な関係なのです

蓮はお釈迦さま誕生の地インド原産の水生植物です

『蓮は、泥より出でて泥に染まらず』

という言葉通り

泥の中より芽が出て、美しい華を咲かせる姿が

お釈迦さまの教えである智慧や慈悲の象徴であるとされてます

『一蓮托生』意味がわからなくとも一度は聞いたことがあると思います

善行をつとめることにより

亡き後には、必ずや極楽浄土にいき

同じ蓮の華の上に生まれ変わって身を託すということです

お寺の本堂の正面にも

お仏壇の中にも

香華、常華とも呼ばれている

蓮の華を供えています

 

過去、現在、未来として3種類になってます

蓮の華が散った実のみの状態

蓮の華が開華した状態

そして蓮の華が開く前の蕾の状態

蓮の華は、常に私たちの側で共に歩み

私たちを仏さまの世界へと導いてくださる

浄らかな華として相承しています

 

 

お経 仏教

2023.07.06

七月六の日は

7月6日は南無の日ですかね

「南無」とは、ありがとう  敬います  敬愛します

だと私は思っております

私たちの伝える教えであったりお経というのは

亡くなった後であったり

亡き人へではなく

今の自分の功徳の為であったり

亡き方への報恩供養の表れだと思っています

ですので、お経と言えば「般若心経」が有名であり私たちは必ず読経します

このお経も私たち生きているものへのお経です

私も般若心経はとても素晴らしいお経の1つだと思います

般若心経とは《すばらしい「ほとけの智慧」の完成された教えのお経》

だと思います

三蔵法師である玄奘さまは

649年に「摩訶般若波羅蜜多心経」に訳出されたとされてます

般若心経は難しいかもしれませんが

「自分だけの見識で周りをみていませんか」

「ものごとに沢山こだわってませんか」

「差別や区別をなんとなくでもしてしまって周りをみていませんか」

「なんとなく疑ってません」

「柔軟にいけてますか」

「十人十色であってこれが当たり前ではないのです」

なによりも「幸せですか」を説いているのだと思います

そのためには三毒の貪瞋痴(とんじんち)を捨てて

“おおらかに優しくこだわりを捨てて生きていきましょう”

なのだと思ってます

南無釈迦牟尼仏

 

南無観世音菩薩

 

仏教

2023.07.05

栄西禅師

本日7月5日は

臨済宗の開祖である栄西禅師さまの御命日です

禅宗の祖である

菩提達磨大和尚がインドから中国へ初めて禅を伝えたのが5世紀末頃であり

それ以来禅が少しづつ広まり

唐代から宋代にかけて

臨済宗、曹洞宗、黄檗宗などが開かれ

五家七宗の宗派ができました

栄西禅師さまは中国の天台山で師匠となる懐敞(えじょう)さまに出逢い

禅を伝法されたと伝わります

源頼家により

京都に建仁寺を創建され栄西禅師さまが住職となられます

それにより京都や鎌倉に臨済禅が流行りました

(一休さん、沢庵さん、白隠さんの影響も大きいです)

私もまだまだわかりませんが、

臨済宗は「公案こうあん」と言われる

難解な問題を定義されたことに対して

自分の持っている常識や知識や想いを無くし?やめる?捨てる?

坐禅をしながら

その公案に対しての答えを探し

師匠と問答を交わしながら仏の世界観の答えを深めていく?

修行のようですが、間違っていたら臨済宗の方々すみません

また、臨済宗さんは14の派に分かれ本山も14もあるようです

何よりも栄西禅師さまによって

道元禅師さまは

本当の本師に出逢えることが出来たとも想ってます

(明全さま)

南無明菴栄西大和尚

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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