曹洞宗 常圓山 皎月院

曹洞宗

2020.09.17

無尽蔵

『無尽蔵(むじんぞう)』

実はゴールはないのです。

日課の散歩であっり、

トレーニングにしても

ゴールや目標は誰しにもあるかと思います。

ですが、ゴールに近づくにつれ気持ちが崩れてしまいます。または、ゴールするまで頑張れる方もいるかもしれませんが、

仏教というものを学べば学ぶほど

とっても遠くて近きは男女の仲感じてしまうのは

私だけではないかと思っております。

 

ですが、學べば学ぶほどゴールが遠ざかるということは、それほどお釈迦さまの教えというのは、

本当に素晴らしい教えであり、智慧であるとおもっております。

《仏教の教えは無尽蔵です》

道元さまのお言葉

2020.09.16

草の葉

道元禅師さまが読んだ和歌です。

『草の葉に かどでせる身の 木部山(きのめやま)

雲にをかある 心地こそすれ』

 

(木の芽峠     越前と若狭の境界の峠です)

この和歌は、

道元禅師さまが体調を崩され10ヵ月ほどが過ぎた頃、

療養するために京都へ向かうことを決められた頃かと思います。

タイトルにもつけました

「草の葉」

これは、あの世のことではないでしょうか?

自分の身体のことは、自分が良く解っているとするならば、

あの世への旅立ちのように一歩一歩

木の芽峠を登られていたのかもしれません。

今月29日が御命日です。(陰暦では、8月28日)

1253年示寂 世寿54歳

曹洞宗

2020.09.14

良寛さん

良寛さんファンの一人として

夏目漱石さんがいます。

明治を代表する言わずと知れた小説家ですね。

夏目漱石さんは、

「良寛を得る喜びに比ぶれば悪筆で恥をさらす位はいくらでも辛抱つかまつる」

と書き残すほどの思い入れがあります。

良寛さんは、1758年~1831年に生きられた詩人の僧侶として有名です。本名は、山本栄蔵と言われております。僧侶としての号は、大愚。新潟県の出雲崎の生まれとされております。

生家は、石井神社の祠職と名主職とを兼務されており、父は、俳句に親しまれておりました。

 

この時代は、とても自然災害が多く、火災や台風、伝染病の発生に浅間山の大噴火など次々と起こった時代でした。

出家は18歳の時だそうです。岡山県倉敷の円通寺の国仙和尚に師事され、修行されながら諸国をまわられました。

「日がな一日、村の子どもと鞠つきわして遊んでいる僧」

として

『霞立つ  永き春日を  こどもらと

手まりつきつつ  けふも暮らしつ』

 

 

 

季節

2020.09.12

9.11

2001年の9月11日午前9時前後に

ニューヨークの世界貿易センターの北棟ビルに突入した。続いてもう一機が南ビルに突入されました。

二つのビルは午前10時頃ほぼ同時に倒壊された。

(このシーンは想い出深いかと思われます。)

私は、永平寺での1年目。情報が入ったのは4.5日たった頃かと思います。

 

 


 さらに午前9時45分頃、ワシントンの国防省ビルに突入、建物の一部が倒壊、炎上。
 また、午前10時10分頃には、ピッツバーグ近郊の林に墜落した。

これらのテロにより3000名以上の尊い方々が亡くなられました。

今尚苦しまれている方々がいらっしゃるかと思われます。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

季節

2020.09.09

節句

本日9月9日は重陽の節句です。

五節句は、

1月7日の七草は人日(じんじつ)

3月3日の桃の節句の上巳(じょうし)

5月5日の子供の日の端午(たんご)

7月7日の七夕(たなばた)

9月9日の救急を重陽といいます。

この重陽とは、9の数字を「陰陽の陽」を意味し、9月9日と9が重なるので

重陽の節句と呼んでおります。また、「菊の節句」とも呼んでおります。

菊は邪気をはらって長寿をもたらしてくれるを考えられていたようで、

菊の花を飾り宴が開かれたり、菊の酒を飲んだりと、

今よりも自然と共に過ごされておりました。

今月はお彼岸です。

お仏壇やお墓参りをすることにより

穏やかな心、清らかな心、平和な心など芽生えます。

今日の自分。生きる、生かされていることにも感謝することが出来ることと思います。

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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