2020.12.07
明日の8日は、成道会です。
お釈迦さまは、明けの明星の輝く頃に覚られました。
金星が明けの明星と呼ばれるのは、
夜明け前からうっすらと空が白んでくる時間帯にかけて、金星がひときわ明るく輝くためとされてます。
さて、明朝は晴れるだろうか?東の空に見ることができたらうれしいですね。
また金星には、「宵の明星」という呼び名もあります。
同じ金星ではありますが、宵の明星が見られるのは、夕刻から日が沈んで間もない頃です。
日が沈んで最初に見える星を「一番星」といいますが、ほとんどが、一番星といえば宵の明星であると思ってもよいでかと思います。太陽や月を除けば、金星は最も輝いて見える星です。
2020.12.01
今年最後の月となりました。
永平寺などでは、本日から8日まで
臘八摂心会(ろうはつせっしんえ)
朝3時40分から夜の9時までの
坐禅三昧期間となります。
これは、お釈迦さまが覚られたように
私たちも坐禅をさせていただきます。
12月8日
明けの明星の輝くころ、
お釈迦さまは縁起の法を覚られ仏陀となられました。
インドの成道さられ聖地
ブッダガヤと菩提樹
2020.10.05
本日10月5日は
震旦初祖円覚大師(しんたんしょそえんがくだいし)菩提達磨大和尚(ぼだいたるまだいおしょう)の御命日
達磨忌(だるまき)とも言ってます。
達磨大師は、初めて中国へ禅を伝えた方であり、
お釈迦さまから28代目であります。
道元禅師さまは、中国へわたり50代目の如浄さまより法を受け継ぎ51代目となり帰国。
私たちの生活の中で、人から皮肉を言われたり人に皮肉を言ってしまいます。
この「皮肉」と言う言葉は、
遠回しに意地悪いことを言うことで、嫌みともなります。ですが、仏教でいう「皮肉」とは、仏教の根本理念に対する表面の皮のことで、いわば幹に対する枝の部分かもしれません。
「枝」、つまり枝葉末節の部分ばかりを見て、肝心要の幹の部分をおろそかにしていることを遠回しに「皮肉を言う」というようになりました。
また熟語でも「皮肉骨髄(ひにくこつずい)」があります。
これは皮と肉と骨と髄で、身体のすべてのことをあらわしつつも、信念とか思想、行動などのすべてをひっくるめての言葉です。その人やその人の性格であったり、人間の本質のことでもあります。
何を学んで行くにしても、大切な真髄を学ばなければ、本当にその道を習得したことにはなりません。
曹洞宗における大安楽の法門としての坐禅。
その真髄の禅を伝えて下さったのが達磨大師です。
達磨大師は、あらゆる世俗に背を向け、自ら安楽としての坐に徹しました。
その姿こそが達磨大師の教えそのものだったのでしょう。
2020.08.13
夕方から突然の雷雨でしたが、
朝から多くの方々がお墓参りに来られました。
杉や欅、楠の木が無くなったのでとっても明るくなりました。
明日は檀信徒の方々の新盆供養法要です。
住職と二人で勤めさせて頂きます。
『盂蘭盆会御詠歌(迎火)』5・7・5・7・7
【子等(こら)の焚(た)く 迎火の 炎(ほ)の さぐらぐは
みたまの母の 来たまえるらし】
今では厳しいかもしれませんが、盆入りの夕方、自宅前で火を焚き、その炎がそよそよと吹く風に揺らぎ
ご先祖様の”み霊”をお迎えし、「今年もお盆を迎えることができ、ご先祖さまがかえってきたんだなぁ」と
この歌詞はその情景を思い浮かぶかと思います。
「みたまの母」とありますが、
母だけではなく、ここでは、
亡き人や、ご先祖さまと解釈していただけたらと思います。
岡本和行さんの蓮展より
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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