2021.08.01
日々の生活の中で
色々と頭の中で考え事をしたり、妄想をしてしまいます。それはとめどなく湧いてしまいます。
「莫妄想」(まくもうぞう)
【もうぞうすることなかれ】とも読みます
妄想とは、
根拠もなくあれこれといろいろと考え想像してしまうこと。ですが、仏教的には
とらわれない心により、損得や善悪など分別し比較してしまうことで
妄想に操られてしまうことのないように
と言うことです。頭の中でいろいろと考えてしまうのではなく、たまには頭の中を空っぽにする。考えることを小休止してみましょう。
ゆっくりと深呼吸しながら心を調えてみましょう。
坐禅をすることもお勧めです。
2021.07.29
オリンピックが始まり連日熱い戦いが行われております。
スポーツが好きな私は勝敗はもちろん気になりますが
一生懸命力を振り絞り戦っている姿に感動しております。
特に柔道では連日の金メダル
「道」の付く柔道・剣道・茶道・華道などは
仏道と同じように日々の精進、または身だしなみの作法や心をとても大切にされているように私は思っております。
『人人悉道器』(にんにんことごとくどうきなり)
この世界に生まれてきた人は誰でも、
努力を惜しまなければ道を極めることができる、はじめから備えをもっているのです。
道元禅師さまも、なぜ私たちははじめから仏の御子として生まれているのに修行をしなければならないのだろうか。
という疑問に、
精進(修行)こそがそのまま仏のお姿なのであると
日々努力、日々精進
これこそが「道」を極めるこころであり、
積み重ねることで自然と自信が持てるようになるのでは
それだけの器を私たち一人一人が兼ね備えてもっておりますので自信をもってください
精進することによりきっと輝きます
2021.06.20
私たちが今この時代のこの場所に
素晴らしいご縁を頂き
生を受けることが出来たのは、
多くのご縁と命をつなぎ続けてくださった
ご先祖さまがいたからこそです。
亡きご先祖さまへの感謝のお参りと共に
『三帰戒』さんきかい
南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧
(なむきえぶつ なむきえほう なむきえそう)
『三帰依』さんきえ
自帰依仏 自帰依法 自帰依僧
をお唱え致しましょう。
ほかにも
『南無釈迦牟尼仏』なむしゃかむにぶつ
や
『南無高祖常陽大師』なむこうそじょうようだいし(道元禅師)
『南無太祖常済大師』なむたいそじょうさいだいし(瑩山禅師)
の一仏両祖(いちぶつりょうそ)もぜひお唱え致しましょう。
2021.06.18
曹洞宗では食事をいただく前に唱える
大切な偈文があります。
「五観の偈」(ごかんのげ)
(「観」とは、心の眼で観ることを意味します)
◉一つには、功(こう)の多少(たしょう)を計(はか)り 彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る
【感謝】
目の前にある食事が出来上がるまでを思い、その食材がいかにして自分の前に出されたかの経路を思い直す。また食材となった他の生命(いのち)の犠牲の上に人間・私たちの命が成り立っているということを理解し感謝しようということ
◉二つには、己が徳行(とくぎょう)の 全欠(ぜんけつ)を忖(はか)って供に応ず
【反省】
多くの人の努力と供養によって食事を得ているが、自分がこの食事を受けるに足りる正しい行いをしているかどうかということ
◉三つには、心を防(ふせ)ぎ過(とが)を離るることは 貪等(とんとう)を宗とす
【修行】
迷いや過ちを犯さないように、貪り・怒り・愚かさの三つをなくすようにと心がけることをいう
◉四つには、正に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)療(りょう)ぜんが為なり
【目的】
食事というものは良薬である。身体を維持し、瘦せて衰弱することを防ぐ故の為に、大切にして良薬としていただくということ
◉五つには、成道(じょうどう)の為の故に 今此の食(じき)を受く
【誓願】
仏道を成就するという目標・目的の為にも、身体を養う食事をしっかりといただきましょう
こちらは、ご法事、祥月命日で
仏さまへ上げるお膳の例えの
御霊供膳(おりょうくぜん がなまり、おりくぜん)です。
肉や魚、五辛(ごしん)の
にら・らっきょう・ねぎ・にんにく・はじかみを使いません。
基本的には、ご飯・味噌汁・煮物・和え物・漬物です。
2021.06.11
明日6月12日
皎月院恒例の施食会法要です。
本年もコロナウイルス感染防止のため
檀信徒の皆さまには参拝の中止とさせて頂きます。
施食会とは「食事を施す」法要です。
ご先祖さまや「三界萬霊(さんがいばんれい)」という
〝あらゆる世界のすべての精霊〟に食事を施し、
迷える精霊に慈愛の悟りを施します。
欲深い私たちの心を仏さまの前で反省し、
「わかちあう心」「支えあう心・喜び」
四摂法(ししょうぼう)の布施(ふせ)・愛語(あいご)・利(り)行(ぎょう)・同事(どうじ)
をおこなう法要でもございます。
施食会では食事を施すための「施食棚」を設け、周囲には十一枚の施食幡を掛けて厳修致します。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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