曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば 修証義 道元さまのお言葉

2021.03.02

弥生

3月となりました。

道元禅師さまは

「行持ある一日」を尊ばれました。

「行持ある一日」とは、

仏の教えに従いながら過ごし生きる1日を言います。

また、「1日こそ重要である」と言い

「この1日は大切にしなければならない重要な宝物である」とも言われます。

道元禅師さまの著書である

『正法眼蔵』や曹洞宗の教本である修証義5章の一文に

『この一日の身命(しんめい)は、尊ぶべき身命なり、貴(とうと)ぶべき形骸(けいがい)なり』と

【この一日の命を、仏の教えに任せて生きる、この一日のの身体を、仏の教えに従って生きる、これこそが尊いことである】

私たちは「いま」を生きています

昨日や明日といった過去や未来を思い考えてしまいますが、結局は「いま」の自分であり、自分の思いの中にあるに過ぎない。

この「いま」を大切にして参りましょう。

 

 

禅のことば

2021.02.28

なまぐさ

「なまぐさ」というのは、怒りや慢心

強情、反抗、偽り、ねたみ

大言壮語(ホラ吹き)、高慢なことであり

肉や魚などを食べることがなまぐさなのではありません。

逆に肉や魚などを使わない料理を

「精進料理」ですね。

 

 

お釈迦さまは

「本当のなまぐさとは、悪い心のことである」とされております。

 

禅のことば 曹洞宗

2021.02.10

誕生日

本日2月10日は

私が得度式をしました日です。

得度とは、

仏教徒として、髪を剃って三帰戒(さんきかい)を信仰し、さらには

三聚浄戒(さんじゅじょうかい)

十重禁戒(じゅうじゅうきんかい)

と言った

十六条の約束事を約束致します。

お約束をしたのちに

僧侶としての一歩を歩み始めます。

 

まだ10歳でした。

 

禅のことば

2021.01.30

願い

「立春大吉(りっしゅんだいきち)」と

「鎮防火燭(ちんぼうかしょく)」

「立春」とは冬が終わり、春が始まる節目の日のことです。
今年は1日はやい2月2日「節分」に豆まきをして一年間の厄を払い、2月3日の「立春」に新しい春を迎えます。
新しい一年の始まりである立春の日に、

厄が来ないようにという願いを込めて

「立春大吉」と「鎮防火燭」のお札を貼ります。
実は、「立春大吉」の漢字四文字は、すべて左右対称になり裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことが出来るのです。
このお札が玄関などに貼ってあると、鬼が家に入ってから振り返っても同じように「立春大吉」と書かれたお札が見えるため、鬼はこの家にはまだ入っていないのでは、と勘違いをして逆戻りしてしまうそうです。
鬼が入ってこない。出ていってしまう。一年を平穏無事に過ごすことが出来るという意味でもあります。
あわせて「鎮防火燭」は「火伏せ、災難や煩悩を消し去る」という意味のお札ですので、

台所や火の元に貼っております。

禅のことば 曹洞宗

2021.01.20

懺悔とは

弟が亡くなってから間もなく1ヶ月。

悔しくても、悲しくても

戻ってこない。

私たちにできることは

今まで過ごした日々を想い

掌を合わせること

安らかにと願うことなのだろう

【懺悔(さんげ)】

過ぎ去ったことはやり直すことはできない

自らを省み

これからのことをあらためて誓う

『懺悔文』

我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)

皆由無始貪瞋痴(かいゆうむしとんじんち)

従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)

一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)

《これまでの行いのなかで生じたいくつもの罪悪は

自分の心に潜む欲と怒りと愚かさが原因となり

行いと言葉と意識によって生じたものであり

今そのすべてを仏さまの前において懺悔します》

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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