曹洞宗 常圓山 皎月院

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御詠歌

2022.08.15

戦災供養

曹洞宗梅花流詠讃歌には

戦災精霊供養御和讃という曲があります

 

あの日あの時 あの炎

戦火は焼きし 被災地(このまち)に

栄ゆる今日は 帰れども

帰らぬ生命 いかにせん

 

1981年昭和56年に広島での記念大会で発表されました

作詞は赤松月船氏

作曲は細川潤一氏である

 

広島県での大会での発表というのはとても意味が深いと思います

それはもちろん

1945年8月6日に

人類史上初めて戦争で核兵器、原子爆弾が投下された都市だからです

この原爆により14万人以上の人々が亡くなり

3日後には長崎にも投下され

7万人以上が犠牲になりました

更には被爆後5年の間に20万人もの人々が亡くなっております

その多くは一般市民です

戦災精霊供養御和讃の冒頭はこうした悲惨な状況を表現した歌詞となっております

「栄ゆる今日は帰れども 帰らぬ生命いかにせん」

には、戦後の経済復興により

多くの繁栄がもたらされました

その一方では、310万人以上の人々が犠牲になり

もう二度と帰ってこないという悲しさが詠まれております

 

 

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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