
2017.07.11
展鉢の偈(てんぱつのげ)とは、
食事の際、応量器(おうりょうき)と言う、修行僧が食事をいただく際に必要な食器を使用する前にお唱えする偈文です。
仏生迦毘羅(ぶっしょうかびら)成道摩揭陀(じょうどうまかだ)
説法波羅奈(せっぽうはらな)入滅拘絺羅(にゅうめつくちら)
如来応量器(にょらいおうりょうき)我今得敷展(がこんとくふてん)
願共一切衆(がんぐいっさいしゅ)等三輪空寂(とうさんりんくうじゃく)
仏は迦毘羅(かびら)に生まれ、道を摩迦陀(まかだ)に成じ、
法を波羅奈(はらな)に説き、拘絺羅(くちら)に入滅したもう。
如来の応量器を我れ今、敷展することを得たり、
願わくは一切衆と共に、等しく三輪を空寂ならしめん。
こちらの偈は、読んで字のごとく、仏蹟、お釈迦さまの四大聖蹟を、そこでの事蹟ともどもあげており、お釈迦さまの一代記の略説となっております。
迦毘羅は釈迦族の首都で、誕生地は近くのルンビニーの園でさす。
摩迦陀は国の名前で、ガヤー城の郊外で成道されたので、
ブッタ・ガヤーと呼びます。
波羅奈は、ベナレスと言う町で、そこで初めて法を説かれました。それを初転法輪と言います。
拘絺羅はクシナーラ(クシナガラ)で、そこでお釈迦さまは入滅・涅槃に入られました。
このように
毎日、毎度の食事にお釈迦さまの一代をふりかえっています。
それだけお釈迦さまを尊く敬っています。

2017.07.09
處世界如虚空(ししかいじきくん)
如蓮華不箸水(じれんかふじゃしい)
心清浄超於彼(しんしんじんちょういひ)
稽首禮無上尊(きしゅりんぶじょうそん)
世界に処すること虚空の如く、
蓮華の水に箸かざるが如し。
心の清浄なることは彼に超ゆ。
稽首して、無上尊を礼してたてまつる。
食事作法の最後にとなえられるこの偈は、
「後唄」(ごばい) と呼んでいます。
後唄とは最後に唄う詩という意味で、声明(しょうみょう)にもちいられるうた ー梵唄ー
始めを梵唄 中間を中唄 後ろが後唄 と言います。
曹洞宗の御開山 道元禅師さまは、
昔修行された建仁寺の風を取り入れ
食事作法の最後にこの偈を唱えるようにと決められたようです。

こちらは、御法事のあと席をお寺にて〜サンライフさんの仕出し料理です。 ご馳走さまでした。
2017.07.07
本日は七夕ですね。
間も無く七月盆ですね。
お盆の正しい名称は「盂蘭盆(うらぼん)」といいます。
これは、梵語(古代インドのことば)のウランバナを音訳したものです。
お釈迦さまの時代、
インドでは雨季の時期の4月15日から3ヶ月間、一カ所にとどまり雨安居(うあんご)という修行をしました。
そして、修行の終わりには反省の集い
「自恣(じし)」が行われました。
お釈迦さまは人びとに、雨安居を終えたお坊さまたちに、
まごころをこめて清らかな食べ物を供養することを
おすすめになりました。
やがて後世には、いまは亡きご先祖さまへも同じように
供養する慣ならわしが生まれました。
これがお盆のはじまりです。
13日には迎え火を焚き、ご先祖さまの御魂みたまをお迎えし、
精霊棚(しょうりょうだな)をかざりご供養します。
16日には送り火を焚き御魂をお送りします。

2017.07.06
棚経(たなぎょう)とは、
僧侶が一軒一軒お檀家さまを回り、お盆のお経をあげることを
最近では一般的にいいます。
棚経の棚(たな)は、
盆棚(ぼんだな)、
精霊棚(しょうりょうだな)、
霊棚(たまだな)
の棚からきています。
この棚は、お盆に帰られるご先祖さまにお供え物をする台で、
庭先やお仏壇の前に設けられます。
精霊棚には、
故人の好物や、新鮮な野菜、果物、そうめんなどをお供えします。
また、
キュウリやナスで馬や牛をイメージし作りお供えします。
馬は、ご先祖さまができるだけ早く来られるように用意し、
牛は、お帰りのときにはお土産を積んで
ゆっくりお帰りいただくために用意するのです
九州地方では、大変な雨量の為に
甚大な被害に遭われております。
被災に遭われ、亡くなられた皆様がたの
ご冥福をお祈り致します。
2017.07.05
「三途の川」
三途とは、地獄道・餓鬼道・畜生道の三悪道のことを言います。
三途は暗い世界なので、冥とは暗いと言う意味でもありますので、
冥界(めいかい)ともいいます。
人は死後、死出しでの山を越え、
7日目に大きな川にさしかかるといいます。
この川が三途の川といわれています。
川のほとりには、奪衣婆(だつえば)という老女がいて、
死者の衣服を脱がせ、衣領樹(えりょうじゅ)という
大樹の枝に衣服をかけ、死者が生前犯した罪の重さを量ます。
善人は、金色の橋を渡り、罪の軽いものは浅瀬を渡り、
重罪人は深瀬を渡るとされています。
また、罪みを悔い改め六文銭を納めると、
三途の川を無事に渡ることができると言われております。
三途の川には、「賽(さい)の河原(かわら)」があり、
幼くして死んだ子がこの河原で石を積んで父母の供養塔を造ろうとすると、鬼が現れてこわしてしまいますが、最終的には地蔵菩薩が現れ、子どもたちを救ってくれます。

清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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