2021.05.07
道元禅師さまは、百の知識を所持している者よりも、お袈裟を正しく身にまとうことが出来る者の方が
仏に身を寄せる者としてはすばらしいと申してもおります。
それは、近年インターネットの普及によりすぐさま知識を得ることはできますが、
実際に行い体験、経験することによって得るものとでは全く違うからであります。
特に坐禅においては、脚を組むことです。
決して怪我をするような無理はいけませんが、
正座と同じく、坐ることによって足の痛さを体験すること。それは坐らなければわからないことです。
「千聞は一見にしかず、千見は一写にしかず」という
古いことわざがあるようですが、
道元禅師さまは同じようなお言葉で
「千見万聞たとひありとも、一得にしかず」と『正法眼蔵』にあります。
【千のものを見分ける分別があり、万もの知識があったとしても、
一つのことをしっかりとやれることができる素晴らしさには、かなうものはない】
とことん突き進む大切さを感じられます。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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