曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば お経

2022.08.31

洗面

道元禅師さまは、日常生活や行持を大切にされとても綿密であられます

『正法眼蔵』の「洗面」の巻きに偈があります

 

  • 「手執楊枝しゅじょうようじ  当願衆生

心得正法しんとくしょうぼう  自然清浄じねんしょうじょう」

[手に楊枝を執らば  当に願うべし、衆生

心に正法を得て、自然清浄ならんと]

 

  • 「晨嚼楊枝しんしゃくようじ  当願衆生

得調伏牙とくちょうぶくげ  噬諸煩悩ぜいしょぼんのう」

[晨(あした)に楊枝を嚼まば  当に願うべし、衆生

調伏の牙を得て、諸々の煩悩を噬(か)まんと]

 

  • 「澡漱口歯そうそうくし  当願衆生

向浄法門こうじょうほうもん  究竟解脱くぎょうげだつ」

[口歯を澡漱せば、当に願うべし、衆生

浄き法門に向いて、究竟じて解脱せんと]

  • 「以水洗面いすいせんめん  当願衆生

得浄法門とくじょうほうもん  永無垢染ようむくぜん」

[水を以って面を洗わば  当に願うべし、衆生

浄き法門を得て、永く垢染無けんと]

インド ガンジス川

禅のことば 瑩山さま

2022.07.26

日常

悟りとは日々の行いを大切にすることです

曹洞宗大本山總持寺の御開山であり

太祖常済大師(瑩山紹瑾大和尚)さまは

私たちの心と悟りの関わりについて

「茶(さ)に逢うては茶を喫し

飯(はん)に逢うては飯を喫す」

と説かれております

お茶を飲む時は飲むことに徹しご飯を食べる時には食べることに徹するのであると

日々の当たり前のことが

本当は当たり前ではなく

一つひとつ丁寧に大切にする行いを

尽くしていく事こそ

真の悟りそのものであると

説かれております

 

何事も丁寧に大切に

それは行動だけではなく会話の

言葉ひとつひとつも同じなのです

丁寧な言葉

優しい言葉

そして正しい言葉

を実践していきましょう

暑いので涼し気な

北海道は羊蹄山です

バックカントリーも楽しい時間でした

禅のことば

2022.07.15

香習会

先週ではありますが

一歩の会 青年部のメンバーに向けての研修をさせていただきました

今回はお香の初心者に伝えるべき座学勉強と

お香の香木である沈香や白檀を聞きながら

たくさんの香料の香りを

常温と燃焼したときの違いを聞いてもらいました

燃焼したときには樹脂の香りが強く

常温では零陵香に驚きを隠せませんでした(笑)

その後

会員の匂いのイメージと作る匂い袋のイメージに任せ匂袋の作成をしました

このように混ぜ混ぜにして

香りを整えます

造った時の薫りは最強なのですが

香りが少しつつ弱くなるにつれ

辛い香りや苦い香りも丸くなったり

四角い甘い香りも丸い香りになったり

と香りは乾燥時と今の梅雨のような湿気った時期とでは全く違います(今の湿気った時の薫りは長く楽しめます)

 

 

禅のことば

2022.03.20

揃える

『脚下照顧』

または

『照顧脚下』

履物をそろえると心が調う

心が調うと履物もそろう

ぬぐときにそろえておくと

はくときに心がみだれない

誰かが見出しておいたら

黙ってそろえてあげましょう

そうすればきっと

世界中の人の心も調うことでしょう

禅のことば

2022.03.15

足ることを知る

お釈迦さまの教えに

「少欲」「知足」があります

貧しいことが善でもなく

豊かなことが悪でもありません

貧富とは関係なく

貪欲になってしまったときの我々の心は

人としての美しい心

相手を想いやる心

自然やこの世を慈しむ心 など

失ってしまいます

仏心とは先ず

《足ることを知る心》

お釈迦さまの教えはズバリなのです

世界が平和になること

何よりも願いたいものてです

 

皎月院の梅華もキレイに咲いてました

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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