曹洞宗 常圓山 皎月院

御詠歌

2022.07.06

南無

7月6日は南無の日ということで

曹洞宗梅花流詠讃歌の一曲である

「追善供養御詠歌(妙鐘みょうしょう)」

について

その前に、詠讃歌とは一般的に御詠歌とも呼ばれております

御詠歌とは、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成し旋律に乗せて唱えるものです

また、七五調あるいは五七調の詞に曲をつけたものを「和讃」と呼び

両者を合わせて「御詠歌」と称しています

妙鐘の歌詞 作詞は赤松月船

「うちならす 鐘のひびきは そのままに

三世(みよ)のほとけの み声なるらん」

亡き方への供養としてお唱えするなかで

鈴や鉦の鐘の響きは、私たちの想いをのせた歌声と共に調和され

自然と追慕の念が沸き起こります

お釈迦さまをはじめとした多くの祖師方がお説きになられた教え、私たちを護ってくださる多くの菩薩さま

(三世 過去現在未来)

その教えである‘お声’を正しく学び、正しく実行していきます

南無帰依仏 南無帰依法 南無帰依僧

 

 

その他

2022.07.02

清掃

思いたったらやってしまうという

悪い癖があります

この猛暑前にエアコンの大掃除

そして洗濯機掃除

始めは苦難の道でしたが

もう慣れたものとなりました

それぞれ分解は苦労しましたが

最近はYou Tubeという大変便利な動画がありますので助かります

やはり日々使用するものは綺麗に使いたいです

指にある数多くの傷は代償です

次は木登りです

曹洞宗

2022.07.02

三黙道場

私たち曹洞宗の教えでは

三黙道場として

3つのとても大切にしている修行の場があります

日々の生活では欠かすことができない場所でもあります

1つには修行の根本となる坐禅堂

こちらは坐禅、食事、さらには寝る場所でもあります

坐禅堂中心には聖僧さまである文殊菩薩さまがいます

2つ目に浴司(よくす)であるお風呂です

身を清めるためのとても大切な場所です

こちらの仏さまは、跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)です

3つ目は東司(とうす)です

日々必ず使用するお手洗いである便所

身体の調子を整える場として本当に大切です

こちらを護る仏さまは、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)です

季節

2022.07.02

作務

今年は非常に短い梅雨の期間でした

今日で八王子は8日連続の猛暑が続き

日中の境内掃除である作務が体力的にとても辛い日々です

今から20年前、永平寺での修行は日々の規則正しい生活でした。その毎日の中では、朝食である小食の直後から始まる全山を雑巾がけです

雑巾と一体となりひたすらに磨きます

また日中には境内を掃き、草むしりをしたり

夏の今頃は川の中を掃除します

終わりのない掃除の日々です

ですが、この作務こそ永平寺での学んだ大切な事でした

ある昔、慧蔵という僧侶が台所を務めておりました

慧蔵に対して他の僧侶が「お前は台所で何をしているのか」と問います

それに対し慧蔵は「牛に対し餌をやっております」(もちろん牛なんていません)

さらに他の僧侶は「どうやって牛に餌をやるのか」と問います

慧蔵は「牛が脇道に入っていったら、すぐに手綱を引っ張ってきます」と

他の僧侶は「それでこそ、本当に牛に餌をやれるな」と言いました

ここで言う「牛」とは

私たち自身のことでしょう

日々の生活の中で

私を調えたり

私の生活を調え続けるその姿というのは

仏道修行そのものであり、その姿が仏さまなのです

春には多くの華が咲き

夏には沢山の草が生え

秋には色鮮やかに紅葉し

冬には雪が降り始めます

素晴らしい四季折々のあるこの世界に生まれることができた幸せ、たとえ作務が終わることなくとも

自分自身を浄める意味でも

日々作務に身を投じなければならないとも思います

 

 

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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