曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2022.07.15

香習会

先週ではありますが

一歩の会 青年部のメンバーに向けての研修をさせていただきました

今回はお香の初心者に伝えるべき座学勉強と

お香の香木である沈香や白檀を聞きながら

たくさんの香料の香りを

常温と燃焼したときの違いを聞いてもらいました

燃焼したときには樹脂の香りが強く

常温では零陵香に驚きを隠せませんでした(笑)

その後

会員の匂いのイメージと作る匂い袋のイメージに任せ匂袋の作成をしました

このように混ぜ混ぜにして

香りを整えます

造った時の薫りは最強なのですが

香りが少しつつ弱くなるにつれ

辛い香りや苦い香りも丸くなったり

四角い甘い香りも丸い香りになったり

と香りは乾燥時と今の梅雨のような湿気った時期とでは全く違います(今の湿気った時の薫りは長く楽しめます)

 

 

季節

2022.07.15

盂蘭盆会

7月のお盆中ですが

来月のお盆に向けて卒塔婆を書き始めました

「盂蘭盆」という言葉は

「供養の食べ物や飲み物を入れる器」という意味なのです

「盂」とは食べ物を盛る器

「蘭」は古代インドのサンスクリット語「olana」の音写でご飯を意味します

「盆」は水を入れる器、鉢を表します

お盆の行事である

「盂蘭盆施食会」は

沢山のご馳走をお供えして

亡き方の御霊、生きとし生ける衆生

有縁無縁あらゆる御霊への供養です

また、供養を施すことは

仏弟子である私たちもその功徳が積まれます

積んでこられた功徳というのは

法要により(読経や御焼香)亡き方、ご先祖さまへ回向として手向けられます

本日16日は送り盆です

亡き御先祖様を想い

今、生かされているご縁に感謝して

私たちがこれからも

仲良く楽しく幸せに過ごすことができますように

心静かに合掌してみましょう

 

 

 

 

仏教

2022.07.12

合掌2

合掌する行いは仏道修行の基本でもあります

また五本の指は五大要素(空・風・火・水・地)と考えたりもします

曹洞宗では良く読経します

『妙法蓮華経観世音菩薩普門品』の冒頭には

「爾時無尽意菩薩にーじーむーじんにーぼーさー 即従座起そくじゅーざーきー 偏袒右肩へんだーうーけん 合掌向仏がっしょーこーぶつ 而作是言にーさーぜーごん」とあります

これは【無尽意菩薩が、坐っていた座から立ち上がり、右肩にかかっている衣を脱いで釈迦牟尼如来に向かって手を合わせ、このように言っております】と

「合掌向仏がっしょうこうぶつ」お釈迦さまに向かって手を合わせる

菩薩さまがお釈迦さまに手を合わせるのです

私たちも1日に1回感謝の心、食事(生命)頂くことができるおもいなど

ぜひゆっくりと手を合わせ(合掌)心静かにおもいを込めてみましょう

 

仏教

2022.07.10

合掌

私は法要の始めに

いらっしゃる皆さまへ「合掌をお願い致します」

と言います

するとほとんどの方が手を合わせて合掌してくださいます

手を合わせること=合掌

老若男女の皆が知っていて、礼拝をしながら合掌される方もいます

皆が一同に合掌する姿はとても麗しく見えます

「合掌」とは古代サンスクリット語である

「アンジャリ」と言う言葉の漢訳されたもので

「両手の手のひらを顔や胸の前で合わせて10本の指を揃え、相手にたいして尊敬、敬意を表すこと」とされます

海外では特にインドやスリランカ等の方々はいつもお辞儀と共に合掌をされ挨拶をされます

仏教の教えでの合掌は

「心の散乱を鎮め落ち着くこと」とされております

 

 

一歩の会

2022.07.07

七夕

七夕の本日は

皎月院でお香の香習会を

八王子曹洞宗青年部の一歩の会会員にむけて開催しました

私の香司としてのデビュー

皆さん普段から匂いを聞いているので

とてもスムーズに良い香りの匂い袋が出来上がりました

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

カテゴリー

最新の投稿

アーカイブ