曹洞宗 常圓山 皎月院

仏教

2022.02.04

節分

2月3日は節分でした

「禍福」と言うように

福の対義語が禍(わざわい)です

昔から

疫病や自然災害や事故などの災いを

鬼の仕業のように考え

春を迎える立春の前日に

目に見えない災いなどを追い払う意味なのだと思います

 

私たちが思い浮かぶ「鬼」とはどんな感じでしょうか

私は、赤や青、緑の肌で筋肉隆々で

パーマ頭にツノや牙があり

そして金棒や鉄の棒を持っている姿です。

最近は

「鬼滅の刃」が人気となりましたのでイメージが少し変わった方も中にはいるかもしれません。

能が好まれている形であれば

能面の般若も角がありまさに鬼のようです

仏教では鬼神と言われる守護神

八部衆の夜叉衆や四天王配下の夜叉などがいます

「鬼の目にも涙」

無慈悲な者でも、時には情け深い心をおこし、涙を流すことがあるということです

「鬼門」 丑寅である北東を指します。鬼が出入りする方角ともされています。

禅のことば 道元さまのお言葉

2022.02.02

普勧坐禅儀

『普勧坐禅儀』の続きを

「矧(いわ)んや、彼の祇園の生知たる、端坐六年の蹤跡(しょうせき)見つべし、

少林の心印を伝うる、面壁九歳の声名尚聞こゆ。

古聖既(こしょうすで)に然り、今人盍(なん)ぞ弁ぜざる。」

【ましてや、あの祇園に生まれながらにすばらしい智慧をもたれていられた釈尊も、六年間の苦行坐禅の跡かたを見るべきである

少林寺に(震旦初祖)菩提達磨大和尚が無上の悟りである仏心印を伝え、(二祖になる慧可大師に会うまで)九年間面壁坐禅わされた、その名声が今に伝わって聞くことができております。

古の聖人であられるお釈迦さまや達磨大師ですら、このように坐禅をされてこられたのです。今の私たちがこの道を進むなら坐禅をつとめないで良いのだろうか。】

 

禅のことば

2022.02.01

坐禅3

『普勧坐禅儀』

「直饒(たとい)、会に誇り、悟に豊かにして

瞥地(べっち)の智通を獲(え)、道を得、心を明らめて、

衝天(しょうてん)の志気(しいき)を挙(こ)し、

入頭(にっとう)の辺量に逍遥(しょうよう)すと雖も、幾(ほとん)ど出身の活路を虧闕(きけつ)す。」

【たとえ、解脱を会得したと誇り、悟りが十分だといっても

ちらりと智慧の道を覗いたにすぎません。禅の道を会得して、本心がわかったと、天を衝く程の心意気を挙げて

悟りのほとりの周辺を歩くようになったとしても、ほとんどがとらわれを飛びこえて自由に活動する道をうしなっている。】

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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