曹洞宗 常圓山 皎月院

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曹洞宗 行事 御詠歌

2022.09.18

修禅寺3

本年は曹洞宗梅花流は創立七十周年(昭和27年道元禅師七百回御遠忌)です

また曹洞宗梅花流東京都は創立六十五周年です

記念行事としまして

この度伊豆の修禅寺さまにて献詠させていただきました

九月七日

この日はくしくも、大本山永平寺の元禅師(七十七世)

丹羽廉芳(瑞岳廉芳)さまの御命日でもありました(平成五年九月七日 世壽八十九歳)

 

廉芳禅師さまは旧修善寺のお生まれであり

修禅寺が修行道場であったころ修行僧を見て発心され

叔父の静岡洞慶院の丹羽佛庵老師(曹洞宗梅花流を創設された生みの親)のもとで出家された(1916年 四月八日 十二歳)

得度は九月八日の十四歳で(道元禅師さまも14歳で出家された)

僧名は永平寺六十七世北野元峰禅師さまに付けてもらったようです

 

修禅寺の御本尊様は大日如来さまです

(NHKドラマの関係で先日まで鎌倉へ行っていたそうです)

今回の献詠では三宝御和讃・大日如来御和讃・御詠歌

65周年記念ですので慶祝御和讃を唱えさせていただきました

沢山の驚きと発見が今回の研修でもありました

やはり本を読むだけではなく

実際に肌で感じ体験することは何よりも大切なことです

 

 

 

曹洞宗

2022.09.14

修禅寺2

伊豆の名刹である

福地山修禅寺

真言宗から臨済宗へと改宗されましたが

多々あり

1407年に大火災で伽藍が全焼してしまい

お寺は衰退の極みへとなられました

しかし、伊豆韮山城主となった北条早雲がこれを見られ

名刹再建の大願を起こされ莫大の土地を寄進されました

それにより

1489年に遠州の石雲院(榛原郡榛原町坂口)から北条早雲の叔父である隆渓繁紹禅師(りゅうけいはんじょう)を開山としてお迎えされ曹洞宗となり533年となっているようです(開創からはなんと1215年)

現御住職さまは先日交代され44世となられました

 

 

曹洞宗

2022.08.31

当願衆生

私が修行しました福井県の大本山永平寺では

4と9の付く日には浄髪(髪を剃る)と

開浴(入浴)の日と決まっております

浄髮は粥罷(しゅくは)朝の食事の後に行います

その際には

「浄髮の偈」を唱えます

剃除鬚髪 当願衆生 (ていじょしゅほつ とうがんしゅじょう)

永離煩悩 究竟寂滅 (ようりぼんのう くぎょうじゃくめつ)

[鬚髪を剃除せば 当に願うべし 衆生

永く煩悩を離れて究竟じて寂滅ならんと]

(こちらの偈はお葬式でもお唱えいたします)

浄髮は基本お風呂場ではありません廊下でおこないます

お風呂への入浴は斎罷(さいは)の中食(昼食)の後ですが、夕方頃となっちゃいます

その際に

「開浴の偈」を唱えます

沐浴身體 当願衆生 (もくよくしんたい とうがんしゅじょう)

心身無垢 内外光潔 (しんじんむく ないげこうけつ)

[身体を沐浴すれば 当に願うべし、衆生

身心無垢にして内外光潔ならん]

 

永平寺のお風呂の建物

浴室の菩薩である

跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)(永平寺ではありません)

こちらで三度の御拝をしてから入浴させて頂きます

曹洞宗

2022.07.18

如浄禅師さま

7月17日は

道元禅師さまが本当の師匠と仰いだ

中国の禅僧であります

天童如浄禅師さまの御命日です

如浄禅師さまは1162年中国の越州に生まれ

背丈が高かったので

長身の如浄という意味で

浄長とも呼ばれていたそうです

天台の教えを学びながら

19歳の時に禅宗の教えを学び始められました

その後

雪竇山資聖寺(せっちょうざんししょうじ)の

足庵智鑑大和尚(そくあんちかん)さまもと

曹洞宗の教えを学ばれ

坐禅の教え中心に丹念に学ばれ修行されました

如浄禅師さまは

坐禅そのもの、その姿が仏である仏行を生涯厳格に行じられ

その厳格な坐禅を道元禅師さまも

只管打坐として受け継がれました

(1224年天童山景徳寺住職になられた後)

南無天童如浄大和尚

66歳の御生涯とされております

偲ぶ線香花火

(大江戸牡丹 山縣商店)

 

曹洞宗

2022.07.02

三黙道場

私たち曹洞宗の教えでは

三黙道場として

3つのとても大切にしている修行の場があります

日々の生活では欠かすことができない場所でもあります

1つには修行の根本となる坐禅堂

こちらは坐禅、食事、さらには寝る場所でもあります

坐禅堂中心には聖僧さまである文殊菩薩さまがいます

2つ目に浴司(よくす)であるお風呂です

身を清めるためのとても大切な場所です

こちらの仏さまは、跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)です

3つ目は東司(とうす)です

日々必ず使用するお手洗いである便所

身体の調子を整える場として本当に大切です

こちらを護る仏さまは、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)です

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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