曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば 曹洞宗

2023.06.03

黙黙黙

~三黙道場~(さんもく)

曹洞宗にはとくに大切にしている三つの修行場があります

曹洞宗の教えは、坐禅だけではなく日常生活の一挙手一投足が修行であると考えております。

特に食事や睡眠、洗面や入浴、お手洗いといった毎日の生活に欠かせない行いを大事に行うことによって

日常が「より良い自分を育てる修行」になっていくと考えます。

「三黙道場」とはまさに尊い場所です

そこは、私語を特に禁止している場所です。

一つには、坐禅道場です。坐禅や食事、睡眠をする場所です。

二つ目には、浴司(よくす)、お風呂場です。

三つ目には、東司(とうす)、お手洗いです。

普段の生活では守ることは難しいですが、本日どうでしょう

少しでも心がけてみませんか

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)

古代インドの炎の神様

烈火で不浄を清浄にする神力をもつ

真言「おん・くろだのう・うんじゃく・そわか」

 

禅のことば 曹洞宗

2023.02.09

立春大吉

「立春大吉」や「鎮防火燭」

これは曹洞宗だけにあるもので、いちおう他宗には無いものとされてます

立春大吉は、曹洞宗の御開山である

高祖承陽大師であられる道元禅師さまから始まり

鎮防火燭の札は、4代目の

太祖常済大師であられる瑩山禅師さまから始められたものです

立春大吉は

「南謨(む)仏法僧宝大吉 立春大吉 一家祖師祖宗大吉 仏法弘通大吉大吉 祖道光揚大吉 寺門繁昌大吉 門子多集得人逢時天下帰崇吾道大吉大吉 大吉立春大吉

大吉開山永平大吉 道玄

寛元五年丁未立春大吉大吉」

(寛元四年には大仏寺から永平寺へと改めた年です

また、寛元五年(道元禅師さま48歳)は永平寺と称して初めて迎える立春です)

この句には大吉が十五あることから

十五大吉と称しています

 

 

曹洞宗

2023.01.26

道元禅師さま誕生日

本日1月26日は

高祖承陽大師(こうそじょうようだいし)道元禅師さま誕生日です

昔の陰暦ですと1月2日です

正治2年、西暦1200年の覚えやすい生まれです

「承陽大師」とは明治天皇から頂いた諡号(しごう)です

曹洞宗梅花流詠讃歌に

『高祖承陽大師道元禅師誕生御和讃』

があります

作詞は堀口義一さん

曲のメロディーは真言宗の密厳流の誕生御和讃より頂いております

昭和27年1月22日に発表

誕生のお歌なので明るく唱えたい曲ですね

曹洞宗梅花流詠讃の

「高祖承陽大師道元禅師誕生御和讃」

3番の歌詞はとても有名道元禅師さまのお歌をもちろん題材にしております

「春は花 夏ほととぎす 秋は月

冬雪さえて 冷(すず)しかりけり」です

 

また、本日26日は叔父の命日でもあります

叔父は平成8年に36歳で亡くなられましたが

御詠歌をされていたことを最近知りました

やはり私も

音楽が苦手であったとしても

必然とすることになっていたのかもしれません

(残念ながら今でも全然上達できてません汗)

御詠歌をとおしてとーっても勉強になっていることは間違いありません

ぜひ一緒にやってみませんか?私でもできてきましたので

 

 

 

曹洞宗 瑩山さま

2022.11.21

誕生日

本日11月21日は

一仏両祖である

3名のどなたかのお誕生日です。わかりますか?

①中心であるお釈迦さま

②右側の道元禅師さま

③左側の瑩山禅師さま

答えは

文永元年(1264)10月8日、陽暦に換算して11月21日に

越前の国、多禰邑(たねむら)の豪族瓜生(うりゅう)邸に誕生されました

名を行生(ぎょうしょう)

③である瑩山禅師さまのお誕生日です

お釈迦さまより代々受継がれ

28世に菩提達磨大和尚(震旦初祖 中国へ初めて禅を伝えた)

51世に高祖承陽大師道元禅師さま

54世に太祖常済大師瑩山禅師さまへと

正法の仏法が伝わりきたり

皎月院の住職で85代目です

私は86代目となります

 

曹洞宗

2022.11.21

功徳とは

功徳とは善行の報いです

ご供養の功徳としてお経を読むことは最も素晴らしい善行であり功徳であると私は思っております

その功徳というのは必ず「回向えこう」としてめぐります

回向とは、差し向けることや手向けるということを言います

これは、お寺でのお参りで例えると

檀信徒のお通夜や御葬儀、御法事などをイメージしてしまいすが

他にも信徒の方々の写経や写仏や坐禅であったり

三仏忌や開山忌

お香にたずさわるおこないやヨガなどもお釈迦さまの教えや功徳がそのままきっとそなわっていると思っております

素直に仏さまや菩薩さまへと想いや願いを手向けるという

私たちの志しや信仰のあり方は

そのまま巡りたむけられるので

私たちとこれからも一緒に仏道を歩んで行きましょう

お釈迦さまの右手(水かきあり)

東大寺ミュージアムにて

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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