曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2018.12.30

三徳六味

本年も残り1日

禅宗でいう「精進料理」の基本は、

①「軽軟」あっさりとしている。
②「浄潔」清潔である。
③「如法作」規則通りにできている。

の三徳に「甘(甘い)・辛(からい)・鹹(しょっぱい)
・苦(にがい)・酸(すっぱい)・淡(あわい)」の六味を加え
「三徳六味」と言います。

「淡」は、単純な薄味ではなく
「素材そのものの持ち味を生かす味つけ」のことを言います。

「軽軟」(きょうなん)は、体にやさしく、
まごころが尽くされた謙虚な食事という意味も含まれています。

「浄潔」(じょうけつ)は、食べて健康を害するような
不潔な料理ではなく、衛生面を重視した調理を言います。

当然、作る者の「身心も清浄」でなければなりません。

「如法作」(にょほうさ)は、仏法や戒律の定めに反しない、
正しい調理ということです。

「精進料理」は、正しい仏道修行を成就する為の料理です。
作る者も、食する者も、尊い「仏作仏行」(仏と成るための修行)
に他なりません。
真心から感謝して頂きましょう。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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