曹洞宗 常圓山 皎月院

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お経 曹洞宗

2022.11.18

大般若経

曹洞宗の祈祷会で読む『大般若経(だいはんにゃきょう)』

正しくは『大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)』と言います

全部で600巻あり 文字数は500万という膨大です

『大般若経』はお釈迦さまが説かれました

ご説法を記されたもので、経典の成立した年はそれぞれ違っているようです

共通点は、どれも真理、仏の智慧が説かれております

『大般若波羅蜜多』の「大」は古代サンスクリット語の「マハー」大いなる、大きい、偉大であるという意味です

「般若」はサンスクリット語で「プラジュニャー」とパーリ語の「パンニャー」を音写した言葉で智慧を意味します

「波羅蜜多」はサンスクリット語の「パーラミター」の音写した言葉で完成に至る、完全なることを意味します

般若経では六波羅蜜を説かれ

布施、持戒、忍辱、精進、禅定、般若(智慧)である

智慧であり知恵とは違います

お釈迦さまの説かれた教えの法である真理のことを言います

般若経にはもう1つ「空くう」について説かれております

お釈迦さまは、あらゆる存在や現象は空であると説かれ、あらゆる存在や現象というのは、それ以外の他の存在や現象によって生じているとされた

これは、

・諸行無常、あらゆる存在は永久に変わらないものはなく、あらゆる存在は常に変化している

・諸法無我、あらゆるものには実体がないということ

・涅槃寂静、煩悩を消し去った心の安らぎの境地のこととされます

「大般若波羅蜜多経」の600もの経典には膨大な教えの功徳がそなわっています

あらゆる存在は空であり実体がない

迷いや苦しみや怒りなどの煩悩であっても

それ自体が空であるならば、お釈迦さまの教えで空にすれば良いのではないだろうか

この大般若波羅蜜多経(経本)にもその力があるとも考えられます

その為、お経本を転読する際に生じる風にも

苦を滅する力(功徳という力)がそなわっていると

信仰がうまれた(無病息災など)

曹洞宗のご祈祷で大般若経を転読する

または、大般若経600巻を262文字でまとめられた 般若心経(玄奘訳)を読経することはとても意味があることなのです

曹洞宗

2022.11.10

仏前結婚式

 

本日は青年部一歩の会メンバーの仏前結婚式

誠におめでとうございました

 

OBでもある特派師範の井田隆徳さんの

結婚讃歌がとても素晴らしかった

 

仏前結婚式は

この世の中で巡り合うことのできた二人が

浅からぬ縁に感謝して

お互いが人生を経験していくなかで

互いに支え合い敬うことを誓う場です

 

曹洞宗

2022.10.22

新歸元

新歸元=新帰元(しんきげん)

御通夜、御葬儀に使用します白木の御位牌の一番上に書かれている言葉

こちらはお戒名の一部ではありません

故人さまが無常であるこの世を去られ

万物が生まれて滅するという本元(ほんげん)へと

新たに帰ることを意味する言葉です

他にも「新帰真」や「新物故」、「新帰去」や「新帰源」等々を

書くこともありますが、基本的にはどれも同じ意味になります

お戒名は一般的には新帰元以下の四文字であり

生前に頂くお名前は基本

道号(上2字)と法号(道号の下2字)がお戒名になってます

また十六の戒を保つという約束もされます

四文字の下にあるものは位階と言います

信士や信女、居士や大姉は男女の称号であります

こちらは

基本、亡き後に決めていることが多いかも知れません

生前に頂いておりますお名前には必ずご住職さまからの証明書があります

曹洞宗

2022.09.29

御征忌

御征忌(ごしょうき)

大本山永平寺では

23日より29日まで

(9月29日が御命日である)

高祖承陽大師(道元禅師)さまを敬い

法要を日々厳修しております

 

曹洞宗 仏さま

2022.09.20

修禅寺4

伊豆の名刹

曹洞宗福地山修禅萬安禅寺の御本尊大日如来

ヒノキで寄木造りの大日如来さまは

目には水晶がはめ込まれており

作風や体型、表情などから

仏師運慶の作とも思われてた御本尊さま

昭和59年解体修復を施した際

寄木の継ぎ目である釘を抜いたところ

銅が真っ二つに割れ

『承元四年(1210年)庚午八月二十八日 大仏師實慶作』

と書かれた書が発見された

実慶の作品は

書物には残っているものの

見当たらず幻の仏師ともされておりました

また胎内からは錦袋から謎の毛髪三束、経文が発見された

これは、頼家の母政子の髪の毛ではないのか?ともされています

仏師実慶作の大日如来は

平成5年(1993年)1月20日付けで

国の重要文化財に指定されました

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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