曹洞宗 常圓山 皎月院

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仏教 法要

2023.12.07

出山釈迦図

12月8日はお釈迦さまが悟りをえられた日とされます

先日、八王子市大和田町にある大泉寺さまにて

青年部一歩の会にて成道会法要を厳修致しました

下の掛け軸はお釈迦さまが6年もの間

バラモン教による修行を仲間5人と共にされましたが

その修行をやめ、山から出てこられたお姿

出山釈迦図です

12月8日明けの明星が輝く頃

悟られ、仏陀となられたお釈迦さまは

修行を共にしてきた5人に悟られた境地や教えを

話に行きましたが、修行仲間は離脱されたお釈迦さまを敬遠されました

その為、お釈迦さまが初めて説法されたのは

近くにいた動物の鹿であったそうです

鹿野苑(ろくやおん)お釈迦さまが初めて説法(初転法輪)された地をいいます

 

 

お香 仏教

2023.11.05

塗香

祝祷日のワンワンワン

青年会の一歩の会で【塗香ずこう】香習会をさせて頂きました

塗香は基本

身心を浄める「清浄」の際に用いる物です

お釈迦さまが誕生された2500年前には存在されたとされてます

仏教伝来である538年より

日常的に使われていたともされております

中でも

密教系である宗派では法要儀礼では用いられ作法や功徳が書き残されております

古書には「五分法身」(ごぶほっしん)

これは五輪塔や卒塔婆でも、同じ

五大である「空、風、火、水、地」にあたります

塗香の功徳として

「塗香を身に塗れば生死煩悩を離れ、不浄を除き清浄たる身となって諸仏との契印等を結ぶ、これによって塗香を用いるなり」

とも記されております

この五大や五分法身より

五大を五香ともされ

五香といえばいろいろありますが

【沈香、白檀、丁子、龍脳、ウコン】

他にも

名香として【沈香、白檀、丁子〜〜】もあります

丁子(ちょうじ)は特に密教では必要不可欠な物です

丁子のお風呂やお供えをするときにも

丁子を使用してます

11月8日15時より

八王子仏教会青年会の塗香香習会です

もしこのブログを見て参加されたい方は

私にメッセージください

 

 

仏教 御詠歌

2023.11.04

観世音菩薩御詠歌

『観世音菩薩御詠歌』の「慈光」の歌詞は

「たのもしな あまねき法(のり)の 光には 人の心の 闇ものこらじ」です

この歌詞は

日蓮宗僧侶の日政上人=元政上人が詠んだ歌詞です

 

先日八王子市仏教会青年部で

身延山久遠寺へ研修に行った際

ふと思い出しました

 

私が2013年、梅花流本庁主催講習会を受講した際

佐藤俊光老師の作製された資料に「慈光」の歌詞解説などがありました

寛文7年、元政(日政)上人の母が亡くなった際

親交のあった人から五首の和歌が送られ

これに対して五首の返事をおくられました

四首は母への「悲しみ」を詠まれておりましたが

もう一首は

母への感謝と報恩の心へと立ち直らせているような趣を詠まれております

この一首が、曹洞宗梅花流詠讃歌

観世音菩薩御詠歌「慈光」の歌詞となっております

 

日政上人=元政上人の母は観音さまへの信仰がとても熱心な方だったそうです

 

 

仏教

2023.10.20

久遠寺

日蓮宗総本山である山梨県身延山にある久遠寺へ

八王子市仏教会青年部で研修に行ってきました

久遠寺は日蓮聖人が1274年に鷹取山のふもとにかまえた草庵に住まわれ

9年ほど弟子の指導をされた場所でもあるようです

また、この地に1281年本格的な堂宇を建築されるも翌年10月13日大田区池上にて61歳の生涯をとじられました

遺言通りご遺骨は身延山に祀られました

墓地

日蓮聖人草庵の跡地

 

仏教 季節

2023.07.15

七月盆

皎月院の本堂前にある蓮は良い感じです

すでに開花、散ってしまったのもありますが

蓮はこれからまだまだ開花してくれそうです

川崎の戒翁寺の蓮も同じく良く咲いてます

蓮はお寺ととても密接な植物だと思います

「蓮」という字が付くお寺も沢山ありますし

お釈迦さまが座っている場所も

蓮華座(れんげざ)とも言いますし

日蓮宗さんや日蓮聖人さまにも蓮が入っますので密接な関係なのです

蓮はお釈迦さま誕生の地インド原産の水生植物です

『蓮は、泥より出でて泥に染まらず』

という言葉通り

泥の中より芽が出て、美しい華を咲かせる姿が

お釈迦さまの教えである智慧や慈悲の象徴であるとされてます

『一蓮托生』意味がわからなくとも一度は聞いたことがあると思います

善行をつとめることにより

亡き後には、必ずや極楽浄土にいき

同じ蓮の華の上に生まれ変わって身を託すということです

お寺の本堂の正面にも

お仏壇の中にも

香華、常華とも呼ばれている

蓮の華を供えています

 

過去、現在、未来として3種類になってます

蓮の華が散った実のみの状態

蓮の華が開華した状態

そして蓮の華が開く前の蕾の状態

蓮の華は、常に私たちの側で共に歩み

私たちを仏さまの世界へと導いてくださる

浄らかな華として相承しています

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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