曹洞宗 常圓山 皎月院

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禅のことば

2019.09.16

承陽(じょうよう)


「承陽殿じょうようでん」こちらの額は
道元禅師の御郷家である 久我家の末裔
久我通久(こがみちつね)氏によるものであります。

こちらの承陽殿とは、祖廟です。
明治14年(1881年)以前までは
承陽庵(じょうようあん)と呼んでおりました。
明治12年に承陽庵が火災となってしまい、
建て直しが現在の場所のようです。
以前は一華蔵辺りと云うので、
法堂脇辺りだと思います。

祖廟を「承陽庵」としたのは、
道元禅師の本師、如浄禅師を祀る祖堂に
「承陽庵」となっていたからとも言われております。


こちらの「承陽」の額は
明治天皇筆によるものです。

道元禅師が、「承陽大師」となる
勅諡号(ちょくしごう)を下賜(かし)せられたのは
明治12年(1879年)のことです。
そして勅額を下賜せられたのは、
明治35年(1902年)
道元禅師650回大遠忌(だいおんき)の年でした。

「承陽」の承は、
相承。承け伝えるという意味です。
陽は、仏の徳が無明の闇を破るという考えである。
仏法を承け伝える道元禅師の偉大、
そして慕う気持ちを表しているのではないでしょうか?

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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