2017.09.23
昼夜がほぼ等しくなる
春と秋のお中日は、
仏教イベントとしては唯一の祝日になっておりますね。
昨日に続き六波羅蜜を通して
私たちがお仏壇やお墓に向かって、
お参りすることはそれなりに意味があります.。
仏さまに お水やお花を奉るという心は、
お布施(ふせ)=与えるということです。
そのお花は 忍辱(にんにく)=耐え忍ぶことを表したものであり、
怒りや腹立ちなどの煩悩を忍耐する、心の象徴とされています。
お線香をあげるのは、精進(しょうじん)=努力すること。
お線香は一度火をつけますと、燃え尽きる最後まで持続します。
私たちも最後まで辛抱強く、努力精進する心が大切です。
お膳を供えるのは、禅定(ぜんじょう)=心の安定。
腹が減っては戦はできぬ。何よりもまず、お腹を満たすことが大事です。
そして暗闇の中(自分の煩悩や迷い)に、ホッと明かりが灯る。
その明かりが 智慧(ちえ)の灯明です。
このように、仏さまに供えるものは一つ一つ自分の心の象徴であり、
左右に花と灯明、真ん中にお香、その前にお膳というように位置が決まっています。
この位置が決まっていることが、持戒(じかい)=戒律です。
.日常茶飯の仏事にも、深遠なる教えが含まれています。
お仏壇やお墓に向かって 合掌礼拝することは、
「六波羅蜜を行ずる」ことになり、
私たちは日頃から「修行」を行っているのです。
また、お参り最後には
曹洞宗のご本尊・お釈迦さま
『南無釈迦牟尼佛』
と三度お唱えしましょう。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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