曹洞宗 常圓山 皎月院

観音さま

2022.04.29

観音信仰

日本での観音さま信仰は

仏教伝来と共に広まっていたと思われます

それは日本が海に囲まれ、海とゆかりが深い仏さまであった事も信仰する由縁であったと思います

 

観音さまの功徳を説かれた『観音経』には

「洪水により流されたり、大海を漂流したとしても観音さまの力を念ずれば船は沈まない浅瀬へと流れ着く」などとして説かれている

「天下三戒壇」とされる(戒律授与の道場)

太宰府の観世音寺、奈良の東大寺、栃木下野の薬師寺

それぞれの御本尊さまは

千手観音菩薩、十一面観世音菩薩、如意輪観音菩薩

とし变化される観音さまである

浅草の浅草寺も有名です

天台宗より聖観音宗に変わっております

 

観音さま

2022.04.26

観音さまの功徳

観世音菩薩の働きを《功徳》と呼び

衆生の私たちの求めに応じ

さまざまな姿に変えて現れる観世音菩薩

如来になる前の菩薩さまとして修行中であり

私たちを苦から救い

《大慈大悲》

悟りの世界へと導くことを誓願されている

あらゆる仏さまの像は

美術品として彫られていのではもちろんありません

発願された方がいて

その方の想いやその存在を汲み

仏師が仏さまを造られる

その願いや想いが含まれているからこそ神秘的であり魅力的であり

自然と掌を合わせてしまうのではないでしょうか

菩薩さまのお姿は

お釈迦さまが出家される前

まだシャカ族の王子であった青年の頃の

美しく着飾られた姿を理想されたともされます

 

 

 

お経 観音さま

2022.04.23

観音さま

観音菩薩が説かれたお経というのは

2つに分けられます

観音さまの由来や功徳をおおまかに説くものと

それぞれに変化された観音さまが個別に説かれたものに

由来や功徳を説かれたお経で有名なものは

『法華経』の第25章の

「観世音菩薩普門品」です

王者や僧侶、女性など

どんな姿へも変化して救いを求めている人を助ける(これが三十三種類なので三十三観音となる)ことを説かれております

「般若心経」も観自在菩薩(観音さま)の言葉から始まるお経で、徳を讃えるお経でもあります

(冒頭より   観世音菩薩である観音さまが、智慧の完成の道を行じた時、物質的と精神的のすべては空であると明らかにされすべての苦厄を除かれた)

他にも「延命十句観音経」もあります

〈聖観世音菩薩〉

初めて知りましたが

観音さまの前世のゆかりを説かれている経典があるようで

『観世音菩薩授記経』や『悲華経』のようです

 

 

道元さまのお言葉

2022.04.20

恵み

今年の桜は例年より少し早かったです

青森でも満開となり

間もなく北海道南部の函館の桜が開花しそうです

春には桜が咲き、初夏には一斉に緑の芽がふき

秋には紅葉となり、冬には落葉となります

大自然の活動は、私たちに大きな恵みをもたらしてくれます

道元禅師さまが書き遺された書物

『典座教訓てんぞきょうくん』には

「三心」という3つの心を大切にすることと説かれております

喜心 老心 大心

その「大心」とは

「その心を大山(たいざん)にし、その心を大海にする」と

生き物の命、仏さまの命、自然の命、そして宇宙の命

私たちが生きるには

誰一人として

生き物や大自然無しでは生きていけません

世界の平和のためにも

争うことなく

自然の恵みに感謝しましょう

本日(20日)の皎月院駐車場の桜です

天気が悪く少し肌寒い日が続いてますので

週末まで見頃かもしれません

道元さまのお言葉

2022.04.19

初発心

道元禅師さまは

『仏道は初ほのときも仏道なり、成正覚のときも仏道なり、初中後ともに仏道なり』(『正法眼蔵』より)

と説かれております

道元禅師さまは

私たちが本当の生き方を求めて生きるということは、果てし無き道を歩み続け、常に旅をするようなものであると言われております。

ですが、一歩目であっても千歩目でも、さらには万歩目であっても

一歩あゆみ出すことには変わりがなく

また、進む方向へとしっかりと歩むのであれば

それは、歩みの価値は同じに尊く

本当の(本来の)歩みであり

真実の歩みの一歩であるとおっしゃっております

 

仏道を求めるというのは、本当に果てしないのかもしれません

きっと近道も遠回りも無いのかもしれません

常に而今を大切に歩むことなのでしょう

歩み続ける精進

植物や自然は

無常を感じます

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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