2020.06.17
施食幡の残りのご案内
「四天王幡(してんのうばた)」
東西南北の四方を守ってくれる四人の守護神を記した幡です。
・東の持国天(じこくてん)
・南の増長天(ぞうちょうてん)
・西の広目天(こうもくてん)
・北の多聞天(たもんてん)(=毘沙門天(びしゃもんてん))を言います。
「大幡(おおばた)」は法要で読経する『甘露門(かんろもん)』の中の
心呪(しんじゅ)「唵麽抳嚩(おんまにば)日哩吽(じれいうん)」と
随心呪(ずいしんじゅ)「唵麽抳駄哩吽泮吒(おんまにだれいうんばった)」と呼ばれる二句が記されており、
心呪を数多く唱えれば仏さまにお会いすることができるとされ、
随心呪は数多く唱えれば様々な妨げが無くなるとされています。
施食会を通じまして、
ご先祖さまをはじめとした多くのご縁に施されながら
支えられて、生かされているのだという事への感謝の心をお持ち頂きたいと思います。
本年6月13日に皎月院では
施食会法要をさせていただきました。
コロナウイルスの影響で参拝の中止でした。
2020.06.17
卒塔婆供養のすすめ
お塔婆とは「卒塔婆」と書き、古代インドの言葉サンスクリット語では「ストゥーパ」と言います。
お墓に建てますお塔婆は、頭部が独特の形をしていますが、これは宝珠・半円・三角・円・方の五輪塔を模したものです。
【空 風 火 水 地 】という、宇宙の構成を表す五つの要素であり、仏身を表しております。
塔婆供養の功徳とは
私たちは、血縁だけでなく多くのご縁によってつながっております。
亡き後も、故人さまと私との間には心と心で固く結ばれております。
ですので、見えずともお花を飾りたい、飲まずともお水をお供えしたい、答えずとも語りかけたい。
というように、見えないものにつくし、見返りを求めないですることが本当のご先祖さまや故人さまに対するご供養であり、人間としてとても大事なことです。
2020.06.14
如来幡(にょらいばた)には、
五色のように五人の如来さまがいます。
五如来
・多宝(たほう)如来……【宝生仏(ほうしょうぶつ)】円満をならしめ富や幸福を授ける仏さま。
・妙色身(みょうしきしん)如来…【阿閦仏(あしゅくぶつ)】身心ともに満ち足りたものにする美しいからだの仏さま。
・甘露王(かんろおう)如来… 【阿弥陀仏(あみだぶつ)】身心に安楽の境地を与えてくださる仏さま。
・広博身(こうはくしん)如来…【毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)】飲食の楽しみを与えてくださる仏さま。
・離怖畏(りふい)如来… 【釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)】恐怖心を除き、苦しみから脱出させて下さる仏さま。
2020.06.14
施食会とは、
「食事を施す」法要です。ご先祖さまや「三界萬霊(さんがいばんれい)」という
〝すべての世界のすべての精霊〟に食事を施し、迷える精霊に慈愛の悟りを施します。
欲深い私たちの心を仏さまの前で反省し、「わかちあう心」「支えあう心・喜び」
【四摂法(ししょうぼう)】の布施(ふせ)・愛語(あいご)・利行(りぎょう)・同事(どうじ)をおこなう法要でもございます。
施食会では食事を施すための「施食棚」を設け、周囲には十一枚の施食幡を掛けます。
この「五如来幡(ごにょらいばた)」は、五色(青か緑・黄・赤・白・黒か紫)の幡に五人の如来さまの名が記されています。
五色は、生きとし生けるものを照らす如来さま方の功徳・智慧の光を表します。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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