曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2019.09.20

秋彼岸入り

本日9月20日より
23日をお中日とし
26日までお彼岸期間です。

日本の習慣信仰として行われる彼岸会は、
春には作物の無事成長を祈り、
秋には作物の実りを感謝する側面が強く、
その現れとなっているのが
「ぼた餅」と「おはぎ」になります。
春の「牡丹」と、秋の「萩」という花にみたて、
呼び方が代わるものの同じ物です。
お米や小豆をたくさん使って作りますが、
これこそがお供え物です。
もちろん先祖供養もとても大切です。
どうぞお寺へのお参り、お墓参りを忘れずにしてください。
一週間あるお彼岸、
今年の三連休は、台風の影響で天気がおもわしくありませんが、
自然災害には十分に気を付けていただきたいです。

禅のことば

2019.09.16

承陽(じょうよう)


「承陽殿じょうようでん」こちらの額は
道元禅師の御郷家である 久我家の末裔
久我通久(こがみちつね)氏によるものであります。

こちらの承陽殿とは、祖廟です。
明治14年(1881年)以前までは
承陽庵(じょうようあん)と呼んでおりました。
明治12年に承陽庵が火災となってしまい、
建て直しが現在の場所のようです。
以前は一華蔵辺りと云うので、
法堂脇辺りだと思います。

祖廟を「承陽庵」としたのは、
道元禅師の本師、如浄禅師を祀る祖堂に
「承陽庵」となっていたからとも言われております。


こちらの「承陽」の額は
明治天皇筆によるものです。

道元禅師が、「承陽大師」となる
勅諡号(ちょくしごう)を下賜(かし)せられたのは
明治12年(1879年)のことです。
そして勅額を下賜せられたのは、
明治35年(1902年)
道元禅師650回大遠忌(だいおんき)の年でした。

「承陽」の承は、
相承。承け伝えるという意味です。
陽は、仏の徳が無明の闇を破るという考えである。
仏法を承け伝える道元禅師の偉大、
そして慕う気持ちを表しているのではないでしょうか?

ご案内

2019.09.16

9月は

今月は
8日は白露(はくろ)
9日は(重陽ちょうよう)
五節句の最後になりますが、
9の数字が「陰陽の陽」を意味し、
それが重なることから、呼ばれ、菊の花が咲く頃ですので、
菊の節句でもあります。
15日は十五夜、中秋の名月

また16日は敬老の日、
秋分の日とお彼岸もありますし
とても大切な両祖忌(りょうそき)があります。
両祖とは
道元禅師さまと 瑩山(けいざん)禅師さまです。
ですので、
両祖忌とは、ご命日です。
曹洞宗の御開山である
高祖承陽大師道元禅師(こうそじょうようだいしどうげんぜんじ)
御命日1253年8月28日(陽歴9月29日)
曹洞宗四代目の
太祖常済大師瑩山禅師(たいそじょうさいだいしけいざんぜんじ)
御命日1325年8月15日(陽歴9月29日)
陰暦ですと、違いますが
陽歴ですと、おなじなのです。

今月末は、全国から永平寺へと多くの方々が
参拝へ行かれることでしょう。

季節

2019.09.13

中秋

本日9月13日は
十五夜
令和初の中秋です。
残念ながら今夜は雲が多く
月を眺めることが難しいようです。

季節

2019.09.10

台風一過

昨日、今日と
連日の猛暑日となり
熱中症で運ばれると言う報道も多くされておりました。
ですが、
蝉の鳴く声も少なくなり、
あちこちでトンボを見る機会が増えてます。

青年会主催の
『禅のつどいフェスティバル』
も2ヶ月となりました。

お寺にチラシがありますので、
お彼岸のお参りの際には
お持ち帰りください。

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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