
2018.08.10
◇ 棚経 ◇
〝自宅に僧侶を招いて供養する〟
ことは、お釈迦様ご在世当時から「最勝の功徳」とされています。
棚経では「甘露門(かんろもん)」(無量威徳自在光明加持飲食陀羅尼)という
有難い経文をお唱えして、
ご先祖様、有縁無縁三界万霊に私たちの積んだ功徳をめぐらせます。
◇ お盆の準備と後始末 ◇
お仏壇の掃除や、お供物等のご準備は
〝棚経予定日の前日まで〟にお済ませ下さい。
お線香立てやローソク立ての、燃えカスなども取り除きます。
昔は、お盆にお供えしたお供物は
〝海や川に流し自然界の生き物にも施し(施与)〟でしたが、
最近ではダメになりました。
ですので、お清めの「お塩」を一つまみ振り掛けてから
〝お見送りの気持ちを込めて合掌し〟
自治体の区分に従って処理して下さい。


2018.08.06
禅宗でいう「精進料理」の基本は、
①「軽軟」あっさりとしている。
②「浄潔」清潔である。
③「如法作」規則通りにできている。
の三徳に「甘(甘い)・辛(からい)・鹹(しょっぱい)・苦(にがい)・酸(すっぱい)・淡(あわい)」の六味を加え「三徳六味」(さんてるみ)と言います。
「淡」は、単純な薄味ではなく「素材そのものの持ち味を生かす味つけ」のことを言います。
「軽軟」(きょうなん)は、体にやさしく、まごころが尽くされた謙虚な食事という意味も含まれています。
「浄潔」(じょうけつ)は、食べて健康を害するような不潔な料理ではなく、衛生面を重視した調理を言います。
当然、作る者の「身心も清浄」でなければなりません。
「如法作」(にょほうさ)は、仏法や戒律の定めに反しない、正しい調理ということです。
「精進料理」は、正しい仏道修行を成就する為の料理です。作る者も、食する者も、尊い「仏作仏行」(仏と成るための修行)に他なりません。
真心から感謝して頂きましょう。
2018.08.06
「お霊膳」について
お盆、お彼岸、ご法事、仏壇開眼などにて
お供えします。
「フタ」はお取り置き下さい。
「お霊膳」の献立 (器の形と位置)
➀「飯椀」白いご飯、お赤飯、豆ご飯など、形を整えて山盛りにします。
➁「汁椀」お味噌汁、お素麺、お吸物など
➂「坪」煮豆、黒豆、白和合、きんぴら、胡麻豆腐、酢の物など
➃「平」煮〆物など (下記、○印の使える食材から1~3品目)
➄「高皿」漬物、沢庵、梅干し、塩昆布、果物など
○「お霊膳」に使える主な食材
大根、人参、ナス、キュウリ、カボチャ、ゴボウ、ユリ根、レンコン、タケノコ、フキ、里芋、サツマイモ、ソーメン、高野豆腐、シイタケ、はるさめ、ゼンマイ、切干大根、カンピョウ、豆腐、昆布、ワカメ、油揚げ、飛竜頭、生麩、寒天など
✕「お霊膳」に使えない主な食材
肉類、ハム、ソーセージ、ひき肉、タマゴ、魚介類、カマボコ、ちくわ、はんぺん、かつお節、煮干し、カラスミ、燻製、アサリ、イカ、タコ、牛乳、チーズ、ニラ、マヨネーズ、コショウ、玉ネギ、長ネギ、わけぎ、ラッキョなど
霊膳ではありませんが、精進料理です。


2018.08.06
「施食(せじき)二十五流幡」
六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)の一つである
餓鬼道に堕ちて苦しんでいる無縁仏を
供養する法要が「施食会」です。
曹洞宗では、お盆やお彼岸や年回法要にも行なわれます。
禅宗では「生飯」(さば)
という施食作法(食べ物を施す作法)があります。
これは食事のときに、七粒ほどの米粒を施食するもので、
誰からも供養を受けられない亡者や、
生前に犯した罪により餓鬼道に堕ちて、
飢えて苦しむ亡者たちに食べ物を施す作法です。
この施食二十五流幡には、施食会にて読まれる
「甘露門」の発願文(ほつがんもん)が書かれています。
五色には、それぞれの意味が込められています。
青(緑)は「如来の毛髪の色」心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く禅定(ぜんじょう)を表わします。
黄は「如来の身体の色」豊かな姿で確固とした揺るぎない金剛(こんごう)を表わします。
赤は「如来の血液の色」大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない精進(しょうじん)を表わします。
白は「如来の歯の色」清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める清浄(しょうじょう)を表わします。
樺(黒・紫)は「如来の袈裟の色」あらゆる侮辱や迫害や誘惑などに耐えて怒らない忍辱(にんにく)を表わします。
お寺に行かれた際には是非ご覧ください。
↓の写真は、私がお世話になりました
札幌の浄国寺さまです。本尊さまは弥勒菩薩さまです。

2018.08.04
お盆飾りのまつりかた
◇ 初盆・盆まつり ◇
四十九日が明けてから、最初に迎えるお盆のことを
「初盆」と言います。
亡き人への〝追慕の心情も深く〟ふだんのお盆よりも、
念入りにお勤めします。
お盆のまつり方は、お宗旨や地域によって多少かわりますが、
ご先祖さまを我家にお迎えして供養する
日本古来の「伝統行事」です。
◇ 迎え火・送り火 ◇
八月十三日の夕方に、
帰宅の目印として家の入口にお迎えの火を焚き
心静かに合掌して、ご先祖様をお迎えします。
同様に八月十五日の夕方には、お見送りの送り火焚きます。
◇ 茄子の牛・胡瓜の馬 ◇
割箸かオガラ(8㎝位)8本用意します。ナスに4本、
キュウリ4本を差し込んで足(あし)にします。
昔から〝茄子の牛には荷物、胡瓜の馬には、
ご先祖様が乗って来る〟と言われます。
子供やお孫さんと一緒に作りましょう。
◇ 迎えお盆には「お水」が一番大事なお供物です。
◇ 水の子 ◇
茄子と胡瓜(少量づつ)を「みじん切り」にして、
お洗米(少量)と「混ぜ合わせて」小鉢に入れます。
◇ 盆提灯 ◇
冥途の「無明」(暗闇)に迷わないように
「常夜灯」(光明)を灯します。
◇ 生菜・乾菜(五菓)◇
「山菓」(果物類)山になる木の実、ブドウ、林檎、梨、西瓜など
「海菓」(海草類)昆布、ひじき、寒天など
「畑菓」(生菜)茄子、胡瓜、大根、人参など
「加工菓」(乾菜)お素麺、干し椎茸、かんぴょう、高野豆腐など
「田菓」(菓子類)お饅頭、砂糖菓子、お赤飯、お餅などを、半紙を敷いた
「おぼん」(1~2枚)に体裁よく盛ってお供えします。
◇ お霊膳 ◇
精進料理の〝真心を込めた手料理〟は、何よりのご供養となります。
ご先祖様に「本膳」として一膳、
無縁仏や三界万霊様に「お相伴膳」として一膳お供えします。
◇ みやげ団子 ◇
白玉粉で小さなお団子(五~十個)を作り〝みやげ団子〟として、
十五日に最後のお供えにします。
◇ 百味の飲食(おんじき)◇
故人の好きだった食べ物や、旬のご馳走など沢山の
「飲食物」をお供えして供養することを
〝百味の飲食供養〟と言います。
お酒や煙草などの嗜好品は「封」を切らずにお供えしましょう。
お酒やおビール、お肉やお魚などをお供えしたい場合は、
お仏壇以外の場所に「陰膳」(かげぜん)にします。
また、中国では古来より
〝白桃(はくとう)には邪鬼払いの霊力があり、
餓鬼衆は近づくことが出来ない〟と言われてるそうです。


清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
(^人^)