2019.12.09
「大聖釈迦如来成道御詠歌」
明あけの星 仰(あお)ぐ心は 人の世の
光となりて天地(あめつち)にみつ
明星(みょうじょう)と言うタイトルでもあります。
12月8日は、お釈迦さまがおさとりを開かれた「成道」の日です。
29歳で出家されたお釈迦さまは、
いのちがけの修行を6年間続けられました。
からだはすっかり痩せ衰え、骨と皮だけになっていました。
「苦行」をやめ、
そして、身体を浄め、スジャータによるミルク粥の供養を受け
菩提樹の下でしずかに坐禅を組み、心を深められました。
8日目の朝、東の空に夜明けの明星が輝くころ、
心の闇はついに放たれ
さとりを得られたのです。
「明けの星仰ぐ心」とは、
お釈迦さまがおさとりをひらかれる機縁となった明星、その教えといえます。
お釈迦さまの成道を慕い尊敬する意味が含まれていると思います。
お釈迦さまの出家の理由とされる人の苦しみを取り去るには、
苦しみの原因を取り除く正しい行動を繰り返すことによって解決できる。と説かれています。
「我、大地と有情と同時成道す」
(私も大地も生きているすべてのものが同時にさとりを開いた)
これが
「人の世の光となりて天地(あめつち)にみつ」
と表現されている歌詞かと思います。
明星とは金星です。
金星は2019年11月ごろから2020年5月ごろまで、
「宵(よい)の明星」として見えています。
夕方から宵のころに西の空でひときわ明るく輝いています。
「宵の明星」が空に沈んでいく金星であるのに対し、
「明けの明星」とは、空に昇っていく金星を意味します。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
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