2022.11.21
功徳とは善行の報いです
ご供養の功徳としてお経を読むことは最も素晴らしい善行であり功徳であると私は思っております
その功徳というのは必ず「回向えこう」としてめぐります
回向とは、差し向けることや手向けるということを言います
これは、お寺でのお参りで例えると
檀信徒のお通夜や御葬儀、御法事などをイメージしてしまいすが
他にも信徒の方々の写経や写仏や坐禅であったり
三仏忌や開山忌
お香にたずさわるおこないやヨガなどもお釈迦さまの教えや功徳がそのままきっとそなわっていると思っております
素直に仏さまや菩薩さまへと想いや願いを手向けるという
私たちの志しや信仰のあり方は
そのまま巡りたむけられるので
私たちとこれからも一緒に仏道を歩んで行きましょう
お釈迦さまの右手(水かきあり)
東大寺ミュージアムにて
2022.11.18
曹洞宗の祈祷会で読む『大般若経(だいはんにゃきょう)』
正しくは『大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)』と言います
全部で600巻あり 文字数は500万という膨大です
『大般若経』はお釈迦さまが説かれました
ご説法を記されたもので、経典の成立した年はそれぞれ違っているようです
共通点は、どれも真理、仏の智慧が説かれております
『大般若波羅蜜多』の「大」は古代サンスクリット語の「マハー」大いなる、大きい、偉大であるという意味です
「般若」はサンスクリット語で「プラジュニャー」とパーリ語の「パンニャー」を音写した言葉で智慧を意味します
「波羅蜜多」はサンスクリット語の「パーラミター」の音写した言葉で完成に至る、完全なることを意味します
般若経では六波羅蜜を説かれ
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、般若(智慧)である
智慧であり知恵とは違います
お釈迦さまの説かれた教えの法である真理のことを言います
般若経にはもう1つ「空くう」について説かれております
お釈迦さまは、あらゆる存在や現象は空であると説かれ、あらゆる存在や現象というのは、それ以外の他の存在や現象によって生じているとされた
これは、
・諸行無常、あらゆる存在は永久に変わらないものはなく、あらゆる存在は常に変化している
・諸法無我、あらゆるものには実体がないということ
・涅槃寂静、煩悩を消し去った心の安らぎの境地のこととされます
「大般若波羅蜜多経」の600もの経典には膨大な教えの功徳がそなわっています
あらゆる存在は空であり実体がない
迷いや苦しみや怒りなどの煩悩であっても
それ自体が空であるならば、お釈迦さまの教えで空にすれば良いのではないだろうか
この大般若波羅蜜多経(経本)にもその力があるとも考えられます
その為、お経本を転読する際に生じる風にも
苦を滅する力(功徳という力)がそなわっていると
信仰がうまれた(無病息災など)
曹洞宗のご祈祷で大般若経を転読する
または、大般若経600巻を262文字でまとめられた 般若心経(玄奘訳)を読経することはとても意味があることなのです
2022.11.10
本日は青年部一歩の会メンバーの仏前結婚式
誠におめでとうございました
OBでもある特派師範の井田隆徳さんの
結婚讃歌がとても素晴らしかった
仏前結婚式は
この世の中で巡り合うことのできた二人が
浅からぬ縁に感謝して
お互いが人生を経験していくなかで
互いに支え合い敬うことを誓う場です
2022.10.22
新歸元=新帰元(しんきげん)
御通夜、御葬儀に使用します白木の御位牌の一番上に書かれている言葉
こちらはお戒名の一部ではありません
故人さまが無常であるこの世を去られ
万物が生まれて滅するという本元(ほんげん)へと
新たに帰ることを意味する言葉です
他にも「新帰真」や「新物故」、「新帰去」や「新帰源」等々を
書くこともありますが、基本的にはどれも同じ意味になります
お戒名は一般的には新帰元以下の四文字であり
生前に頂くお名前は基本
道号(上2字)と法号(道号の下2字)がお戒名になってます
また十六の戒を保つという約束もされます
四文字の下にあるものは位階と言います
信士や信女、居士や大姉は男女の称号であります
こちらは
基本、亡き後に決めていることが多いかも知れません
生前に頂いておりますお名前には必ずご住職さまからの証明書があります
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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