2021.11.23
瑩山禅師さまの祖母です
懐観大姉が18歳頃のとき、何故か7.8年行方不明となっていた
母を探し求め、観音霊場でも信仰の有数な京都の清水寺に願をかけて日々お参りされていた 明日が満願となる日めでたく親子の再会が叶うことができました
懐観大姉は瑩山禅師さまを授かるためにと
観音さまへ1日に3,333度も礼拝され観音経を読み続けたとも言われます
そんなある日、日輪を飲む夢を見て瑩山さまを懐妊したともされる逸話があります
瑩山さまの祖母の明智優婆夷は、道元禅師さまの最初の女性門人である智姉(ちし)という人物と同一である可能性もとても高いとされております
智姉は、臨済宗開祖の栄西禅師のお弟子である明全さんのお弟子であります 道元禅師さまも明全さまを師と仰ぎ共に中国の宋へと渡り修行されました
そのようなご縁から、道元禅師さまのお弟子にもなられたのかもしれません
瑩山禅師さまの祖母の明智優婆夷、母の懐観大姉に導かれるかのように観音菩薩さまへの篤い信仰を通し仏道を歩まれるのです
2021.11.22
昨日11月21日は
太祖瑩山紹瑾禅師さまの誕生日でした
瑩山さまは、道元さまが亡くなられてから15年後
越前(福井県)にて
37歳の高齢でご懐妊され、7ヶ月めの早産で生まれました
父は了閑上座(りょうかんじょうざ)と伝わりますが俗名も含めわからないことだらけです
上座とは僧侶としての階層なので、僧侶であったかもしれません
母は懐観大姉(えかんだいし)大姉は在家の女性信徒を表します。また、懐観の母も明智優婆夷(みょうちうばい)とされ、祖母も在家の女性信徒であります
瑩山さまの家系はとても信仰のあつい篤信者なのだとおもいます
2021.07.08
七夕の時期が過ぎ去り
間もなく七月のお盆を迎えようとします。
日頃から供養する心、手を合わせる大切さを伝えておりますが
私たち日本人は古くから
あらゆる生きとし生ける存在の命に感謝をしております。
その代表例として、食事です。
食べ物をいただく前には、手を合わせ
”いただきます”と感謝の真心で食します。
太祖常済大師(瑩山禅師)さまは、
修行僧や今の私たちにもその教えをしっかりと残されております。
「仏の大いなる慈悲は、平等にありとあらゆる生物たちを済度し、仏のひろやかな教化の力は、みな等しく多種多様な生きものを救うと言います。年末には、数日かけて皆でひたすらにお経を読み、お寺の領地を耕した際に犠牲になってしまったあらゆる生き物たちや、あるいはお寺を支援してくれている皆さまの領地にて飼われている使役されている動物や生きもの、山林や河、水中や陸上であろうとそこに住んでいるありとあらゆる生きものの内、死んでしまったものに回向せよ。これらの生きものたちを救うことが出来るのは、仏の慈悲とお経の力しかないのです」とされ、
人間だけではなく、田畑を耕す功労であった牛馬や動物たちをはじめ
自然界の虫といったあらゆる命に対し供養する心を忘れてはならないのだと
十二月十日や晦日に読経するとありました。
清水
御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌
私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。
どうぞよろしくお願いします
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