曹洞宗 常圓山 皎月院

禅のことば

2020.04.05

甘茶

まもなくお釈迦さまが誕生された

4月8日です。花まつりとも降誕会(ごうたんえ)とも言います。

他にも仏生会(ぶっしょうえ)、龍華会(りゅうげえ)とも呼ばれることもあります。

花まつりでは、お釈迦さまがルンビニ園で誕生された時

龍王のもつ香水にそそがれ浄められた故事により

香湯(こうとう)、甘茶をお釈迦さまの「誕生仏」頭上から注ぎかけ

お祝いしております。

現在この際に使用している甘茶ですが、

ユキノシタ科の植物で山アジサイの一変種の

「アマチャ」を煮だして作っております。

瑩山禅師の時代では、

甘茶ではなく香湯(こうとう)

桃やスモモ、松や柏、柳の五木とその他の香木を加えて煎じていた記録もあります。

ですので、香りの良い木を削ったものを煮だして作られております。今の甘茶を使い始めたのは、おそらく明治時代からではないか?となっております。

ジュースなどの甘い飲み物が少なかった昔では、甘茶を煮だして飲むことは大変喜ばれたことでしょう。

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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