曹洞宗 常圓山 皎月院

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お経

2020.10.02

般若心経

コロナ禍により、政治や経済、すべてが混迷する今をどのように生きていったら良いのか?その答えになるのが般若心経かもしれません。

『摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)』

「空」の教えを説かれております。

「空」を「こだわるな」として考えてみてください。

「欲や執着の心を捨てることにより、苦しみや悲しみから心が解放されるのである」と説かれているのです。

『般若心経』は、中国のお坊さんの三蔵法師がインド(天竺てんじく)から持ち帰られたお経を中国語に翻訳さられた方です。

三蔵法師は、「西遊記」で私たちは馴染みがありますが、僧侶の名前は「玄奘(げんじょう)」と言います。

西暦600年頃に生まれました玄奘が、29歳の時に天竺=インドへと苦難のなか西へ西へ不東の旅に出られました。その旅路が『大唐西域記(だいとうせいいきき)』に記録され、それをもとに作られたのが「西遊記さいゆうき」です。

皆さん知ってますよね。岩から生まれ、いろんな神通力で悪魔や妖怪と戦う孫悟空。豚の顔を持つ猪八戒。河童の顔の沙悟浄。これらは創作の西遊記ですが、

今から1400年もの昔に、中国から遠いインドへと。妖怪のような化け物が出たとしても不思議ではないかもしれない遥か昔ですので、大変苦しい過酷な旅路であったのは間違いないかと思います。

インドにて16年もの間経典を読誦され、仏教を勉強され、645年沢山の経典を中国へと持ち帰られました。その後は亡くなる迄の20年間、ひたすら経典を翻訳されました。その一つが『般若心経』です。

 

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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