曹洞宗 常圓山 皎月院

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一歩の会

2024.03.03

三猿のストーリー

日光東照宮の三猿は有名ですが

ちゃんとストーリーがあります

まずは誕生です 母猿の隣に子猿が座っています

側にはビワの実がありますが、

子猿が実のりある人生であるようにということです

次に三猿です

幼少期の好奇心旺盛な子供には

悪いことを「見ざる、言わざる、聞かざる」で

すくすくと成長するということです

次の三枚目は青年期、ひとり立ちする場面です

母から離れ、これから1人で進んでいく期待と不安がこのような固い表情になっているようです

四枚目は、二匹が共に上を向いています

新たな人生を歩める友と出会い、未来を考え大きな志しを持ち一緒に努力して歩んでいこうとする様子のようです

五枚目は

うまくいっていた人生ではあったが、誰しもが一度は経験する思いどおりに行かないこと、挫折です

ですが、落ち込む友へ慰め励ます友

もう一匹の猿は、挫折という崖を飛び越え先に進もうとする姿をたくましく表しています

六枚目からは側面になります

好きな相手が見つかり

どうしたら仲良くなり付き合うことが出きるのか

こちらは恋のぎこちなさ、告白ができずに悩む姿を表しているようです

恋愛も大切な人生の経験です

七枚目は共に人生を歩む相手との物語を表しています

荒れた波の上にいます

人生の荒波を二人で乗り越えようと決意に満ちたようにも見えます

そして最後の八枚目は

結婚され妊娠中の様子です

妊娠され母として、子供の親として未来を想像しているようにも見えます

この八枚でぐるりと一生を表したストーリーになり

また一枚目へと続くように描かれています

 

平成の大修理によってとても色鮮やかになっていました

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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