曹洞宗 常圓山 皎月院

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お香

2023.11.21

付干香

お世話になっている

薫物屋香楽さんにてお勉強会

茶道で風炉の終わりの10月に使われる付干香(つけぼしこう)

私は初めて見聞きしました

粉末のふのりを水で滑らなかにして

糊として葉や木の実に塗り

そこに沈香の粉末を付け、鑑賞用に製作

沈香が付着してますので

燃やしたり薫物としても使用可能と思います

付干とは江戸時代には香道のお家元により作られたもので

正倉院に収蔵される奈良時代の「沈香塗」をヒントに作成されたのかと想像されるてもいます

楽しい工作時間でした

お香

2023.11.12

塗香2

11月8日

八王子市仏教会青年部にて

塗香香習会開催しました

まず初めに復習として仏教とお香は密接な関係であるということ

また、時代により趣味のお香としてたしなまれてこられ

江戸時代にお線香の普及

明治時代には欧化政策で疎外され

空薫の衰退や線香焼香の煙たさで嫌がられてきてしまった

 

塗香(ずこう)は密教ではとても使われているものです

今回は沈香配合の塗香を作ってみました

清淨で心安らぐ調合が何とか出来ました

お香 仏教

2023.11.05

塗香

祝祷日のワンワンワン

青年会の一歩の会で【塗香ずこう】香習会をさせて頂きました

塗香は基本

身心を浄める「清浄」の際に用いる物です

お釈迦さまが誕生された2500年前には存在されたとされてます

仏教伝来である538年より

日常的に使われていたともされております

中でも

密教系である宗派では法要儀礼では用いられ作法や功徳が書き残されております

古書には「五分法身」(ごぶほっしん)

これは五輪塔や卒塔婆でも、同じ

五大である「空、風、火、水、地」にあたります

塗香の功徳として

「塗香を身に塗れば生死煩悩を離れ、不浄を除き清浄たる身となって諸仏との契印等を結ぶ、これによって塗香を用いるなり」

とも記されております

この五大や五分法身より

五大を五香ともされ

五香といえばいろいろありますが

【沈香、白檀、丁子、龍脳、ウコン】

他にも

名香として【沈香、白檀、丁子〜〜】もあります

丁子(ちょうじ)は特に密教では必要不可欠な物です

丁子のお風呂やお供えをするときにも

丁子を使用してます

11月8日15時より

八王子仏教会青年会の塗香香習会です

もしこのブログを見て参加されたい方は

私にメッセージください

 

 

お香

2023.10.24

霜降

10月24日は霜降(そうこう)

二十四節気の1つです

霜降は、露が霜へと変わる季節です

北海道の陸別では最低気温がとても低くなってきましたが

全国的にはまだまだ暖かいのかなと思います

今年は暖冬と聞きますが

スキー場の積雪が個人的には不安です

大好きなスノーボードに影響がなければ嬉しいのですが

先日お香の香習会で

駒澤大学での同期、そして永平寺での同期からお誘いがあり

北海道深川までお香をお伝えに行かせて頂きました

本当に嬉しいことです

会場である霊鷹山 大玄寺さま

只今本堂は補修工事中でした

とても立派な本堂、納骨堂や広間でした

北海道第二宗務所第三教区青年会の掬水会と寺族さま方に

「お香」についての話と

それぞれの天然香原料を常温と燃やした時の香りの違いを聞いて頂きました

もちろん沈香シャムとタニの極品を聞いて頂きました

聴き比べると、シャムとタニの違いがハッキリわかっていただけたかと思います

そして今回最も大切なテーマである『お香に親しむ』こととして

実際に天然の香原料をふんだんに使っていただき「匂袋」を作成していただきました

普段からお香に囲まれている私たちなので

初めてとは思えないほど

皆さんとても良い香りが作られたと思っています

 

今回は本当に貴重な時間をありがとうございました

私も今後の糧になる大切な時間を過ごすことができました

担当してくださった織田和徳師ありがとうございました

 

 

お香

2023.10.01

神無月

暑い夏が終わったと思ったらもう神無月の10月

今日は匂うなと散策したら既に銀杏が落ちてました

先日のことですが

八王子市仏教会青年部にて

香習会をいたしました

今回は寺族さんも含め12名の参加がありました

興味あるお香

でもわからないことだらけということで

まだまだ若輩ですが、香司として仏教とお香の伝来から今に至るまで

そしてお香調合に使われている原料を聞いてもらいました

常温、温め、燃やす

それぞれで香りも使用も全く異なるので

コレを先ずは聞いてもらうことがとても大切だと思ってます

参加者には匂袋を作って頂きました

ホント楽しいひとときでした

 

皎月院 こうげついん 副住職プロフィール

皎月院副住職 清水 亨龍

清水 亨龍 こうりゅう

御縁をありがとうございます。
駒大高校、駒澤大学卒業後平成13年冬に大本山永平寺(福井県)へ安居(修行)。平成15年より北海道へ修行。平成23年4月より皎月院へと戻り副住職として補佐をさせて頂いております清水亨龍(こうりゅう)です。 合掌

私の趣味はクライミング、スノーボードなど身体を動かす事です。また旅行も大好きです。ぜひ皆さま気軽にメールやお電話お待ちしております。

どうぞよろしくお願いします
(^人^)

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